「冷静になってほしい」3戦未勝利で暫定首位陥落のアーセナル、レジェンドがメッセージ「まだ試合は残っている。これからが大変だ」

写真：Getty Images

3試合連続で勝利から遠ざかっているアーセナル。レジェンドがチームに対してメッセージを送った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えた。

15日、アーセナルは延期していたプレミアリーグ第12節でマンチェスター・シティと対戦した。

シーズン後半戦に入った中でのリーグ戦での今季初対戦。首位攻防戦となり、アーセナルは敗れれば暫定ながら首位を明け渡すことになる一戦だった。

試合は24分に冨安健洋のバックパスを奪ったケビン・デ・ブライネが技アリのゴールを決めてシティが早々に先制。それでもアーセナルは、ブカヨ・サカがPKを決めて同点で試合を折り返す。

しかし、後半にギアを入れ替えたシティは押し込み続けると、選手交代でさらに流れを引き寄せ、72分にジャック・グリーリッシュ、82分にアーリング・ハーランドが追加点。アーセナルは決定機を生かせずに1-3で敗れ、2位に転落した。

首位を直走ってきた中で、2月に入りパフォーマンスが低下。フィジカルを生かしたハードなプレスとベタ引きの守備を見せたエバートンに敗れると、続くブレントフォードも似たような展開から、最後はVARの衝撃のミスもありドロー、そしてシティ戦の敗戦と3試合勝利がない状況だ。

1試合未消化ながら2位に転落したアーセナル。3月1日にホームでエバートン戦を行うことで試合数が並び、しっかりと勝ち点を積み上げれば首位に返り咲くことができる。

クラブのレジェンドでありかつてのエースだったティエリ・アンリ氏は、アメリカ『CBS Sports Golazo』に出演した際に古巣について言及。1月末のカップ戦での対戦が重要だったとし、勝利から遠ざかるチームは今週末のアストン・ビラ戦でしっかりと勝利する必要があるとエールを送った。

「カップ戦はとても意味のあるモノだと思った。今、彼らがやってきて殴っていった。今対応できることを示すことはできるだろうか？」

「シーズンの初めから、シティはアーセナルのやっていることに対応しなければならなかった」

「冷静さを保つことができるのか？アストン・ビラとの対戦、週末にすぐに修正し、ずっと一緒にいられることを示してほしい。今はとても難しい状況だ」

「落ち着いてほしい。今日は素晴らしいチームに負けた。(フィル・)フォーデンと(マヌエル・)アカンジがやってきたが、アーセナルは同じベンチを持っていだろうか？その自信はない」

「冷静になってほしい。今は負けているが、全てをゴミ箱に捨てなければいけないわけではない。まだ試合は残っている。これからが大変だ」

近年のパフォーマンスや選手層を含めシティの方が何枚も上であることは紛れもない事実。若い選手が多いアーセナルが再び自信を取り戻して結果を残せるのか。レジェンドの言葉を受け、奮起して首位に戻れるのか注目だ。