W杯でなでしこと同組のスペイン女子、相変わらずの主力不在も3-0とジャマイカに快勝

写真：Getty Images

オーストラリア&ニュージーランド・女子ワールドカップ(W杯)でなでしこジャパンと同じグループCに入ったスペイン女子代表が勝利を飾っている。

スペイン(7)は現在、オーストラリアで開催されているカップ・オブ・ネイションズに参加。ホストであるオーストラリア女子代表(12)に加え、チェコ女子代表(28)、ジャマイカ女子代表(44)、の4カ国が参加し、1回総当たり戦で順位を決定する。※()
内はFIFAランキング。

日本と対戦した昨年11月同様、一部主力メンバーが代表チームの指導方針を巡って首脳陣と対立中のスペインは、今回も当該選手が招集されていない。それでも、16日に行われたジャマイカと一戦では3-0と快勝を収めている。

先のなでしこジャパン戦から7名が引き続いて先発に名を連ねたスペインは、ぎこちなさの残る立ち上がりとなったが、18分に先制点を奪取。MFクラウディア・ゾルノサのシュートがクロスバーに当たって跳ね返り、こぼれ球をMFマイテ・オロズが押し込んだ。

前半終了間際にはシンプルな複数の縦パスからFWエスター・ゴンザレス(いずれもレアル・マドリー)がネットを揺らして点差を広げると、78分にはMFフィアンマ・ベニテス(バレンシア)の鮮やかなコントロールミドルが右隅に吸い込まれ、3-0で勝利を収めた。

とはいえ、快勝の中にもFKからのスクランブルであわやのシーンを招くなど、日本戦時と同様に粗も目立つ。残り5カ月でどのような変貌を遂げるかは未知だが、DFパウラ・トマス(レバンテ)など初出場を飾った選手も含め、スペインとしては着々とチーム作りを推し進めている。

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