「今まで呼んでいない選手も把握」パリ五輪目指すU-22日本代表、大岩剛監督が大事な1年に意気込む「アップグレードをしていく」
超ワールドサッカー / 2023年2月16日 21時30分
日本サッカー協会(JFA)は16日、U-22日本代表の大岩剛監督が記者会見に応じた。
2024年のパリ・オリンピックを目指す世代のU-22日本代表。大岩剛監督が率いるチームは、9月にU23アジアカップがカタールで開催され、パリ五輪への出場権を懸けて戦うことになる。
U23アジアカップに向けて強化を進めているU-22日本代表は、3月にヨーロッパ遠征を行い、ドイツ代表(3/24)、ベルギー代表(3/27)と対戦することとなる。
この決定を受けて大岩剛監督が記者会見を実施。遠征については「3月の欧州遠征において、ドイツ代表、ベルギー代表と戦うことが決まりました。しっかりした準備と、勝利を目指して準備をした形で試合に臨みたいと思っています」とコメントした。
2022年には9月と10月にヨーロッパ遠征を行い、スイス、イタリア、スペイン、
ポルトガルと対戦。ヨーロッパの実力国相手に、成長と経験を積んできた。
今回も三度ヨーロッパに遠征することになったが、マッチメイクについては「アウェイに行くことを前提としてマッチメイクのリクエストをしています。今年の夏にU-21欧州選手権(6月から7月)が行われることが非常に大きくて、日本代表をリスペクトしてくれる国がヨーロッパにはたくさんあります」とコメント。「準備の段階で、ある程度のレベルを要求しているということなどの理由がある中で、今回もドイツとベルギーというヨーロッパでも強い国とやれることになりました。そんなチャンスはないなということで、是非やらせて欲しいということでお願いしました」と、パリ五輪を目指す国たちが強豪国と今のうちに戦いたいと希望したと明かした。
また「南米やアフリカ勢もリクエストは出しています」と語る大岩監督。「向こうのチームの立ち上げなどの状況はありますが、今後も6月やその先というのは違った形でリクエストが通れば良いなと思っています。ヨーロッパだけというリクエストはしていないです」とヨーロッパ勢との対戦が多いことについて言及した。
「A代表経由、パリ五輪行き」ということを就任時にも口にしていた大岩監督。今オフはJリーグのキャンプも巡り、選手たちの状況を把握した。
キャンプを視察した感想については「移籍した選手が何人かいました。J2からJ1とか、J1でもチームが変わったり。各クラブの挨拶もそうですが、ステージも変わった中でどういうプレーをしているかという良い収穫もありましたし、J2でも今年監督に期待されているなというのを感じていたので、今まで呼んでいない選手も把握したので招集したいなと思います」とコメント。新たな選手の発掘もあったようだ。
「A代表経由」ということを考えれば、3年後の北中米ワールドカップに向けても選手たちには絡んでいってほしいところ。代表活動の考え方については「基本的には上のカテゴリの招集に選手を送り出すというのは、監督同士の共通認識があります」と、各代表監督でコミュニケーションをとっているとしたが「大会の規模や重要性はコミュニケーションをとって、その都度判断するということになっています。あくまでも上のカテゴリーでプレーしてもらう、選手にとってもその方が良いので、常にコミュニケーションをとっています」と、状況を判断しながらも、問題がなければ上のカテゴリーの招集を受けさせることを基本的には決めているという。
とはいえ、パリ五輪の出場権を懸けた予選となるAFC U23アジアカップまでは半年程度。それまでは3月の欧州遠征以外に4月のトレーニングキャンプ、6月の海外遠征と活動機会は多くはない。
今年1年に向けては「細かいことで言えば、フィールドの中での攻守における原則のアップグレード、基準をもっと上げるということは選手の成長に伴ってやっていきますが、より質の高いものをスタッフ側は求めていきます」とコメント。「ステージが変わる選手がいるので、国内外ともにそういう選手をしっかり把握すること。その中でセットプレーを含めて戦術的なアップグレードをしていこうと思っています」と選手の成長だけでなく、チームとしてももう一段階上にレベルを上げたいとした。
この記事に関連するニュース
-
挫折からパリ五輪のシンデレラボーイへ 久保&松木が選外…“託された”トップ下での挑戦権【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月6日 8時10分
-
「正直入れないかと」パリ五輪メンバー佐藤恵允の紆余曲折…大学生で初招集、常連組への道のり、最終予選で苦戦もパリへ「全試合全力で」
ゲキサカ / 2024年7月5日 10時23分
-
U-23日本代表 パリ五輪メンバー発表 大岩剛監督会見要旨
ゲキサカ / 2024年7月4日 12時49分
-
五輪を「大学生の大会」に? 位置付け再考のタイミング…山本NDと大岩監督に滲んだ“苦渋の色”
FOOTBALL ZONE / 2024年7月4日 11時30分
-
U-23日本代表、パリ五輪「最強メンバー」考察 OA含む18人の狭き門…6月初招集の欧州組“抜擢”も【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年6月29日 6時30分
ランキング
-
1《19歳飲酒・喫煙でパリ五輪辞退》体操女子・宮田笙子の実家は「400年以上の歴史を誇るお寺」エースが抱えていた「精神面での課題」
NEWSポストセブン / 2024年7月19日 18時10分
-
2エース不在の体操女子日本代表 4人で決戦の地パリ入り
スポーツ報知 / 2024年7月19日 23時10分
-
3オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然【体操女子・宮田笙子 飲酒喫煙でパリ五輪辞退の波紋】#2
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 9時26分
-
4【体操】宮田笙子 五輪辞退に同情も…危機管理専門家「昔はよくあったは通用しない」
東スポWEB / 2024年7月20日 6時8分
-
5五輪を辞退した宮田笙子について青学大の原晋監督が私見「飲酒、喫煙は残念。ただ、五輪に出られないのは酷。再起のチャンスを」
スポーツ報知 / 2024年7月19日 18時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)