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ローマに競り勝ったザルツブルクが先勝! 守護神ビッグセーブ後にワンチャンス生かし切る《EL》

超ワールドサッカー / 2023年2月17日 4時51分

写真:Getty Images

ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントのプレーオフ1stレグ、レッドブル・ザルツブルクvsローマが16日にシュターディオン・ザルツブルクで行われ、ホームのザルツブルクが1-0で先勝した。

チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージでチェルシー、ミランに屈して3位敗退となったザルツブルク。国内リーグで首位を快走するオーストリア王者は、強豪とのホーム初戦で守護神ケーンやキャプテンのウルマー、エースのオカフォーらベストメンバーをスタメンで起用した。

一方、ローマはELグループステージでベティスに続く2位通過でプレーオフに回る形に。セリエAで4位に位置するモウリーニョのチームは、痛恨のドローとなった直近のレッチェ戦と全く同じスタメンを採用。前線はディバラ、エイブラハム、ペッレグリーニのトリデンテとなった。

立ち上がりからホームのザルツブルクがボールの主導権を掌握。内と外でうまくボールを出し入れしながらローマの守備に揺さぶりをかける。そして、バイタルエリアで前を向いたカパルドやオカフォーが積極的に足を振って、GKルイ・パトリシオを脅かす。

一方、完全に押し込まれて全体の重心が後ろに重いローマは、ボールを奪っても相手の連動した中盤の守備網に絡めとられて前線の選手に効果的にボールを入れられない。比較的フリーでボールを持てる両ウイングバックの持ち上がり、カウンターからチャンスを狙うが、なかなかフィニッシュまで持ち込めず。

それでも、20分を過ぎた辺りから徐々に狙いとする形が出始めて押し返すローマ。得意のセットプレーに加え、ボックス内で駆け引きするエイブラハムを意識したクロスから続けて決定機を作り出した。

以降は一進一退のまま試合は推移。互いに相手の集中した守備を前に決定機まで持ち込めない状況が続くが、前半終盤にアウェイチームにビッグチャンス。43分、ディバラを起点にうまくプレスを剥がしてクリスタンテから背後を狙うエイブラハムへ絶妙なロングフィードが通る。冷静にDFを外してボックス右に持ち込んで右足を振り抜くが、これはGKケーンの好守に遭う。さらに、エル・シャーラウィがこぼれ球に反応したが、その手前でDFのクリアに遭った。

ほぼ互角のゴールレスで折り返した中、先に動いたのはローマ。負傷か、戦術的な理由かは不明も、ディバラを下げてチェリクを右ウイングバックに投入。これに伴いザレフスキが左に、エル・シャーラウィが2シャドーの一角にポジションを変えた。

立ち上がりはローマが畳みかける攻めを仕掛けてペッレグリーニのボレーシュートで惜しい場面を創出したが、以降は中盤での潰し合いが目立つクローズな展開に。後半半ばの70分にはザレフスキのインターセプトから絶好のロングカウンターが繰り出されるが、ボックス手前で相手守備に阻まれてフィニッシュに持ち込めない。

膠着状態を打破したいローマは74分、ペッレグリーニとエイブラハムを下げてワイナルドゥムとベロッティを同時投入。すると、この交代によって決定機がもたらされる。80分、ザレフスキの滞空時間が長い左CKをファーサイドのスモーリングが頭で折り返す。これをゴール前のベロッティが右足ボレーで合わすが、GKケーンが驚異的な反応で触ったボールはクロスバーを叩く。

このピンチを凌いだザルツブルクはフレッシュな選手の投入で押し返し始めると、土壇場でゴールをこじ開ける。88分、押し込んだ流れからボックス手前左まで攻め上がってきたパブロビッチが絶妙な左足のクロスをゴール前に供給。手前の味方には合わずも、ゴール前にタイミング良く走り込んできたカパルドが頭で合わせたシュートがゴール左隅に決まった。

後半最初の枠内シュートを決められてビハインドを背負ったローマは、後半アディショナルタイムにセットプレーから見せ場を作ったが、相手の身体を張った守備に阻まれて追いつくことはできなかった。

この結果、ホームで接戦を制したザルツブルクが1-0で先勝に成功。一方、敗れたローマはホームアドバンテージが期待できる1週間後のオリンピコでのゲームで逆転を目指すことに。

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