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「重く受け止めた方が良い」なでしこジャパン、W杯イヤー初戦の試合中継なし…2011年W杯優勝メンバーもJFAに苦言

超ワールドサッカー / 2023年2月17日 15時55分

写真:Getty Images

組織の弱さが浮き彫りとなった。

サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)は現地時間16日(日本時間17日)、アメリカで行われているSheBelieves Cup第1節でブラジル女子代表と対戦。0-1で敗れた。

今年7月にはオーストラリア&ニュージーランド・女子ワールドカップ(W杯)が開催され、9大会連続9回目の出場を決めているなでしこジャパン。W杯イヤーの初戦、本大会までおよそ5カ月と、機運を高めるには絶好の機会と言えたが、TV・インターネットを含めて日本国内での中継はなし。日本サッカー協会(JFA)からは事前に何もアナウンスはなく、試合当日も公式からのメンバー発表や速報等は一切なかった。

JFAが運用するなでしこジャパンの公式ツイッターへは不満の声が続出する中、2011年ドイツ大会の優勝メンバーでもある川澄奈穂美(NJ/NYゴッサムFC)もファンの反応を受け、「コメント、引用リツイートを重く受け止めた方が良いと思います。今年はワールドカップイヤー。こんな良い試合を日本では観れないだなんて。ファン・サポーターのみなさん、離れていかないでください。目の上のたんこぶOGより」と、現状を憂慮した。

川澄は、急遽自身のツイッターでテキスト速報を実施。困惑するファンに手を差し伸べた。

同じくアメリカで活躍を続ける永里優季(シカゴ・レッドスターズ)も物申した。自身のツイッターで「正直、2015年までやっていたことを連盟が「キャンセル」しようとしているような感じです。本当に残念で残念です。今までは黙っていましたが、もっと声を上げる必要があると感じています」と綴るなど、憤りを隠せない。

海外のファンからも「選手がライブツイートをするなんて馬鹿げている。日本では放送もなかったし、公式SNSによる試合に関する更新もなかった。女子サッカー選手に対するひどい仕打ちの1つ例だ」と、今回の事態を疑問視する声も上がっている。

なでしこジャパンの公式ツイッターからは試合のおよそ3時間半後に「フルマッチ映像につきまして、皆様にご覧いただけるよう、ディレイ配信を調整しております。あらためてアナウンスさせていただきますので、ご了承下さい」との発表があった。選手らは奮闘しているのにも関わらず、復権を目指すのでサポートをと口にするだけの協会は、果たしてこの先世界と戦っていけるのだろうか。

【SNS】川澄の速報はファンを助けたが…

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