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泥沼チェルシーが最下位セインツに敗れて5戦未勝利…決定力欠きFK名手の一撃に沈む《プレミアリーグ》

超ワールドサッカー / 2023年2月19日 2時23分

写真:Getty Images

プレミアリーグ第24節、チェルシーvsサウサンプトンが18日にスタンフォード・ブリッジで行われ、アウェイのサウサンプトンが0-1で勝利した。

リーグ戦3試合連続ドローで10位に甘んじるチェルシーは、直近に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16初戦でもドルトムントに0-1と競り負けて公式戦4試合未勝利と苦境が続く。

次節にトッテナムとのダービーを控えるポッターのチームは、今季2度目の監督交代に踏み切った最下位セインツとのホームゲームで5戦ぶりの白星を目指した。ポッター監督はドルトムント戦から先発6人を変更。リース・ジェームズやチアゴ・シウバ、ハヴァーツがメンバーを外れ、CL登録外のバディアシル、マドゥエケ、ダトロ・フォファナといった新戦力がスタメンに名を連ねた。

過密日程やターンオーバーの影響か、ホームゲームながらも相手の勢いに呑まれる入りとなったチェルシー。開始直後にバディアシルの軽率な対応からスレマナにボックス内への侵入を許して最初の枠内シュートを許すと、この撥ね返りに反応したスチュワート・アームストロングにGKケパが外された状態でミドルシュートを打たれるが、これはDFクリバリのゴールカバーで事なきを得た。

以降も長身FWオヌアチュに際どいヘディングシュートを打たれるなど、守勢が続いたホームチームだが、10分を過ぎた辺りから反撃を開始。右サイドで果敢な単騎突破を仕掛けたマドゥエケ、加入後初スタメンのダトロ・フォファナが積極的なプレーでチャンスに絡む。

以降はアウェイのセインツがボール保持率で勝るも、試合はほぼイーブンの戦況で推移。互いにアタッキングサードでの精度、連携の質を欠きフィニッシュの数が増えていかない。その中でチェルシーはダトロ・フォファナを左、マウントをトップ下、フェリックスを最前線と立ち位置を変更。ダトロ・フォファナの馬力のある仕掛けや中央でのコンビプレーでゴールを目指すが、なかなか相手の集中した守備を崩し切れない。

すると、このままゴールレスでのハーフタイム突入かに思われた前半アディショナルタイムにスコアが動く。前半アディショナルタイム1分、カウンターからボックス手前左でS・アームストロングがDFアスピリクエタに倒されてセインツが絶好の位置でFKを獲得。そして、プレミアリーグ最高のプレースキッカーであるウォード=プラウズがボールをセットすると、壁のギリギリ上を越えた鋭い右足のシュートがゴール左下隅に決まった。

名手ウォード=プラウズの手痛い一撃を浴びてビハインドでの折り返しとなったチェルシーはハーフタイム明けに2選手を変更。ダトロ・フォファナ、クリバリを下げていずれも負傷明けのスターリング、ヴェスレイ・フォファナを投入した。

ここ最近得点力不足が課題となる中で早い時間帯の同点ゴールを目指すポッターのチームは、前がかって相手を攻め立てる。前半とは異なり相手を自陣深くに押し込めることに成功したが、流れの中でもセットプレーでもあと一工夫という場面が目立つ。

一方、後半に入ってなかなか攻撃に出られないセインツは59分に3枚替えを敢行。オヌアチュとスレマナの2トップ、S・アームストロングを下げてマーラ、アダム・アームストロング、ウォルコットと前線にフレッシュな選手を一気に投入した。

後半序盤の攻勢も実らず、ゴールが遠いホームチームは64分、マウントとマドゥエケに代えてハヴァーツとムドリクを投入。この交代で前線の配置に再び変化を加えると、その狙いが機能する。

まずは68分、右にポジションを移したスターリングが見事な局面打開から一度ハヴァーツにボールを預けてボックス中央に走り込む。丁寧なリターンパスを右足で合わせるが、これはDFの決死のブロックに遭う。続く71分には左に流れたハヴァーツからの正確なクロスをゴール前のスターリングが頭で合わすが、今度はDFペローの決死のゴールカバーに阻まれた。

直近のドルトムント戦同様にチャンスを作りながらも決定力を欠くホームチームは、さらにアクシデントに見舞われる。セインツのCKの場面でマーラがバイシクルシュートを試みた際、ボールではなくアスピリクエタの顔面に強烈なキックが直撃。これで頭部を負傷したアスピリクエタはピッチ内で数分間の応急処置を受けた末、ストレッチャーに乗せられてピッチを後にすることに。この緊急事態を受け、チャロバーがギャラガーと共にスクランブル投入となった。

何とか勝ち点1でも積み上げたいホームチームは、アスピリクエタの治療の影響もあって12分が加えられた後半アディショナルタイムも含め、ここから猛攻を仕掛けていく。だが、完全に逃げ切り態勢に入ったアウェイチームの決死の守備をこじ開けられない。試合終了間際のセットプレーではボックス外のムドリクが抑えの利いた右足ボレーシュートを放つが、これはわずかに枠の左へ外れて万事休す。

セジェス暫定体制の最下位セインツにホームで金星を献上したポッターのチームは、厳しい公式戦5試合未勝利となった。

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