レアル・マドリーの伝説アマンシオ氏が83歳で逝去…昨年に名誉会長任命

写真：Getty Images

レアル・マドリーのレジェンドであり、名誉会長のアマンシオ・アマロ・バレーラ氏(享年83)が逝去した。同クラブは21日、レジェンドの訃報を伝えた。

現役時代にスペイン代表としても活躍したアマンシオ氏は、1962年にデポルティボ・ラ・コルーニャからマドリーへ加入。1976年に現役を引退するまで14シーズンに在籍し、471試合に出場し155ゴールを記録。

当時のフットボール界において最高のサイドアタッカーの一人と評された同氏は、“イエイエ・マドリー”と称された1960年代のマドリーの黄金期の攻撃を牽引。9度のラ・リーガ制覇、1965-66シーズンのUEFAチャンピオンズカップ制覇に貢献し、自身も2度のピチーチ賞を獲得していた。

現役引退後はすぐさまカンテラの指導者に転身し、一度クラブを離れた後に1982年に復帰。そして、レアル・マドリー・カスティージャの指揮官を務め、後に“キンタ・デル・ブイトレ”と称されて黄金期を支えたエミリオ・ブトラゲーニョ、ミチェル、マルティン・バスケス、マヌエル・サンチスを指導し、1983-84シーズンにはセグンダ優勝にも導いた。

昨年10月に行われたクラブの臨時総会では同年1月に逝去したフランシスコ・ヘント氏の後任として第3代名誉会長にも任命されていた。