【J1注目プレビュー|第2節:湘南vs横浜FC】最高のスタートを切った湘南はハイプレスで破壊、横浜FCは臆せずつなげるか

写真：©︎CWS Brains, LTD.

【明治安田生命J1リーグ第2節】
2023年2月24日(金)
19:00キックオフ
湘南ベルマーレ(1位/3pt) vs 横浜FC(14位/0pt)
[レモンガススタジアム平塚]

◆開幕戦圧勝、勢いを継続へ【湘南ベルマーレ】

開幕戦は大雨の中、アウェイでサガン鳥栖と対戦し、5ゴールを奪っての圧勝劇を見せた湘南。ホーム開幕戦に向けても驕ることはない。

山口智監督が率いて3年目のシーズン。これまで積み上げてきたものは確かで、昨シーズンも悪いサッカーはしていなかった。その中で迎えた今季の開幕戦は課題だったゴールがしっかりと生まれた。

ハードワーク、チャンスメイクまではできていたチームが、ついにゴールという結果を生むことに成功。チーム全体の共通理解の深さと、ピッチ状で同じ絵を描いていた結果だ。

まぐれではないこの圧勝劇をホームのサポーターの前で見せられるのか。VARに救われた部分も少なくないが、自信を手にしっかりと修正して開幕2連勝を掴みたい。

★予想スタメン[3-3-2-2]
GK:ソン・ボムグン
DF:舘幸希、大岩一貴、杉岡大暉
MF:石原広教、永木亮太、畑大雅
MF:小野瀬康介、平岡大陽
FW:町野修斗、大橋祐紀
監督:山口智

◆早く欲しい白星、ハイプレスを掻い潜れ【横浜FC】

1年で復帰したJ1の開幕戦は名古屋グランパスとの試合。しかし、初戦は0-1で敗れ、黒星スタートとなった。

チームがJ2で見せていたポゼッションサッカーという点では、ある程度できたといえるが、それは相手が引いて守備を固めたからともいえる。CKからキャスパー・ユンカーにゴールを許して先制されると、ボールを保持しながらも名古屋の堅守を崩す力はなかった。

ポゼッションに加え、ハードワークを求める横浜FCのサッカーだが、湘南の前に似た形の鳥栖が惨敗。ビルドアップのミスは命取りになるとも考えられ、湘南の決定力に再び火をつけてしまう可能性もある。

ただ、恐れていては何も意味をなさない。守備陣はしっかりと湘南のハイプレスを掻い潜ってビルドアップができるのか。引いて守らない相手にはどう戦えるのか。相手の守備は堅いとは言えないだけに、J2得点王の小川航基の初ゴールにも期待がかかる。

降格枠が1つという異例のシーズンであることを考えれば、まだまだ理想を追い求めて力試しをしていきたい。

★予想スタメン[4-2-3-1]
GK:永井堅梧
DF:中村拓海、ンドカ・ボニフェイス、ガブリエウ、和田拓也
MF:ユーリ・ララ、三田啓貴
MF:近藤友喜、近藤友喜、坂本亘基
FW:小川航基
監督:四方田修平