1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

チェルシー撃破のスパーズ副官、責任感増す選手称賛! 値千金初ゴールのスキップに「アカデミーの模範」

超ワールドサッカー / 2023年2月27日 8時0分

写真:Getty Images

トッテナムのアシスタントコーチを務めるクリスティアン・ステッリーニ氏が、ホームで完勝したチェルシーとのダービーを振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

トッテナムは26日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われたプレミアリーグ第25節でチェルシーと対戦。前半はほぼ五分五分の展開となったが、後半キックオフ直後にMFオリヴァー・スキップの鮮烈なトップチーム初ゴールで先制に成功すると、後半終盤にはFWハリー・ケインがセットプレーから追加点を奪取。以降は得点力不足に苦しむアウェイチームの反撃を無失点で凌ぎ切り、ウェストハム戦に続く2-0の完勝を収めた。

胆嚢摘出手術後、母国イタリアで療養中のアントニオ・コンテ監督に代わってチームを指揮し、見事ダービー勝利に導いたスパーズの副官は、同試合後に正指揮官とのやり取りを明かした。

「アントニオは試合後、すぐに電話をかけてきた。彼はここ最近とても苦しんでいたから、本当に嬉しそうだったよ。そして、アントニオが戻ってくるから、それを前に勝利できたことに満足しているよ。素晴らしい試合をしたプレーヤーたちに多くの賛辞を送らなければならない」

また、今回の勝利によってステッリーニ体制では4戦全勝に。同氏は自身の手腕に対する評価を脇に置きつつ、チームとしての継続性、コンテ監督不在による選手たちの責任感の高まりを好結果の要因に挙げている。

「(監督として自信を付けたか?)いいや、チームに対する信頼だ。それこそが一番大事なことだ。アントニオが作ったプロセスにチームが従って、アントニオがいないぶん、より責任をもってやってくれていると感じている。これが私の信じるところだよ」

「まるでティーンエイジャーが大人になるようなものだ。チームはこのように反応し、多くの責任を負っている。プレーしているプレーヤーも、ときにはプレーしていないプレーヤーも同様にだ。だからこそ、私はここにいて、アントニオの椅子を温めることができることを嬉しく思う」

また、対戦相手は深刻な得点力不足に苦しむチェルシーながらも2試合連続クリーンシートを達成した守備に関しては、ユニットとしての補完性の改善に手応えを感じている。

「ユニットワークや仕事、そして助け合いということがより重要だ。ディフェンスの状況よりもそれが大事だ。トランジションと、ポジションをいかに早く回復させるかだ。今日のようにスタートから素早くスペースをカバーし、スライドして一緒にラインをブレイクする場面もある。全員で協力すること。それが重要なんだ」

この試合のゴールスコアラーは、“One Of Our Own”と称されるクラブ生え抜きのスキップとケインの2選手。チェルシーでもDFリース・ジェームズやMFメイソン・マウントらアカデミー出身の選手がプレーしたが、スパーズファンにとっては新オーナーの下で大枚をはたいて多くの“傭兵”を迎え入れたライバル相手の生え抜きの活躍に喜びもひとしおだ。

ステッリーニ氏も、今後のチームを担うアカデミーの選手たちにとって夢を与えると満足感を示す。

「今、ここに到達しようと夢を持って働いているすべてのアカデミーのプレーヤーたちの模範となるものだ。今日得点したプレーヤーたちは、よく働き、努力し、クラブと自分自身を信じれば、この目標に到達できることを皆に示す重要な存在だ。簡単なことではないが、自分自身を向上させ、スキッピーのようなタイプのプレーヤーを見習う必要がある」

「ここに来てからスキッピーは、我々を驚かせてくれた。昨シーズンの1月にスキッピーを長い期間失い、残りのシーズンも、そして今シーズンが始まったときも、彼はあまり体調が良くなかったが、よく頑張ってくれた。彼は毎日100%の努力をしている素晴らしいプレーヤーだ。彼には時間とチャンスが必要だった。そして、そのチャンスを得たとき、彼は自分のやり方と自信をみんなに示した。その自信は、彼が毎日行っている仕事から生まれたものだ」

なお、コンテ監督に関しては週明けにロンドンに帰還する予定となっているが、ミッドウィークに行われるFAカップのシェフィールド・ユナイテッドでのベンチ復帰は不透明だという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください