スパーズとF1が今後15年に渡る戦略的パートナーシップ締結！ 今秋に世界初のスタジアム内電動カート施設オープン

写真：Getty Images

トッテナムは28日、フォーミュラ1(F1)との今後15年間に渡る戦略的パートナーシップ契約締結を発表した。

今回のパートナーシップ締結によって、トッテナム・ホットスパースタジアムのサウス・スタンドの下には世界初のスタジアム内電動カート施設とロンドン最長の屋内トラックが独占的に納入される。これにより、まったく新しいモータースポーツ体験がロンドンにもたらされることになる。

この計画では『National Karting Association』によって認定された大人用とジュニア用の別々のトラックが設置され、将来的には全国大会の会場となる可能性があるという。さらに、インタラクティブなモータースポーツ活動や飲食施設も含まれる。

カートの経験は、クラブとF1の間の長期的なパートナーシップの中心となるもので、地元の若者に職業体験やキャリアの機会を作り、モータースポーツ業界、特に女性や過小評価されているグループにより大きな多様性をもたらすことを目指している。また、F1にロンドンでのタッチポイントを提供し、そこから世界中のファン層をさらに拡大する目的がある。

ドライバー・アカデミー・プログラムは、モータースポーツの人材プールを拡大し、次世代のF1ドライバー輩出を促すものとなり、クラブとF1は、地元の若者をモータースポーツに参加させ、エンジニアリングやソフトウェア開発などの分野でのキャリアの機会と道筋を紹介するために、学校向けの教育活動を提供する。

また、プレミアリーグで最も環境に配慮したクラブとして知られる同クラブは、環境への責任を促進するイニシアチブで協力。F1は2030年までにネット・ゼロ・カーボンを約束しており、その目標はF1が下すすべての決定と着手するすべてのイニシアチブの一部を形成している。

今回のパートナーシップ契約締結に際して、トッテナムのダニエル・レヴィ会長は、「このスタジアムを建設して以来、私たちの野心は常に、世界中の人々を一年中魅了するワールドクラスの体験を提供するために、どこまで限界を押し広げることができるかを見ることでした。私たちは、スポーツとエンターテイメントの最大の名前をもたらすことができました。このF1との長期的なパートナーシップが、私たちの世界、国、地域のコミュニティにもたらすものに非常に興奮しています」と、NFLに続くメジャースポーツブランドとの提携に満足感を示している。

パートナーシップ契約概要

・このパートナーシップは、プレミアリーグ、NFL、F1、コンサート、ラグビー、ボクシングを独自に開催するトッテナム・ホットスパースタジアムに、もう1つの人気のあるグローバル・スポーツ・ブランドをもたらす

・世界初のスタジアム内電動カート施設とロンドン最長の屋内トラックが2023年秋にオープン

・他に類を見ないカート体験は、最新のテクノロジーと先駆的なエンジニアリング・ソリューションが随所に組み込まれ、持続可能性と革新性を示す

・長期的なパートナーシップは、地元の若者に職業体験とキャリアの機会を創出し、モータースポーツ業界により大きな多様性をもたらすことを目的とする

・ドライバー・アカデミー・プログラムは、モータースポーツの人材プールを拡大し、次世代のF1ドライバーを輩出を促す

・トッテナム・ホットスパーとF1は、パートナーシップを通じて環境責任を促進するイニシアチブで協力する