トッテナムのスカウトが失態、TVで内情を話しクラブ激怒…その後、辞任

写真：Getty Images

トッテナムのスカウトが失態を犯して辞任したことが分かった。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。

今回辞任が明るみに出たのはジェフ・ヴィーテレ氏。かつてはレアル・マドリーやニューカッスルなどでも働き、現在はトッテナムでスカウトを担当していた。

そのべヴィーテレ氏だが、コロンビアでスカウト活動をしていたとのこと。その際に『Win Sports TV』のインタビューで選手の去就について口にしてしまい、問題視されることとなった。

トッテナムはアトレティコ・ナシオナルに所属するU-23コロンビア代表GKケビン・ミエル(22)を重要なターゲットとして考えていたとのこと。そのことをインタビューで口にしてしまっていた。

「我々が探しているのは、大西洋を渡るのに何も欠けていないGKだ。国際サッカーで誰が最高の若者なのかを見極めることが我々の仕事だからだ」

「コロンビアでの滞在を利用し、私はそこ(ナシオナル)に行って、重要なGKに会うという機会を得た」

「彼はすぐに代表チームでプレーすることになるだろう。彼は私にとっては、彼の年齢の選手にとって普通ではないものを持っている。彼の自信とボールの扱いには驚かされた」

選手についてここまで語ってしまったヴィーテレ氏。トッテナムの取締役会は、彼がリクルート部門の内部事情を公然と話したことから、プロとしてふさわしくない行為だと考え、試用期間を見直そうと決断。ヴィーテレ氏は昨年9月にチームに加わったばかりだったが、クラブの決定の前に辞任を申し出たという。

【写真】トッテナムが目をつけているGKミエル

“I see a keeper who does not lack anything to cross the pond. He has things, for me, they are not normal for a boy his age. I was surprised by his confidence and his handling of the ball.”#THFC | #COYS pic.twitter.com/wz4x14XuTJ

— Last Word On Spurs (@LastWordOnSpurs) March 1, 2023