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今夏で契約が切れるメッシはPSG残留、バルサ復帰もアメリカ行きもなし? 専門家が分析「誰も期待していない」

超ワールドサッカー / 2023年3月10日 16時5分

写真:Getty Images

スペインのジャーナリストであるギジェム・バラゲ氏が、パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)の去就について分析した。イギリス『BBC』が伝えた。

2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)ではアルゼンチン代表を見事に優勝へと導き、悲願を成就させたメッシ。全てのタイトルを手にし、キャリアの集大成を飾ったと言っても良い状況だ。

そのメッシは2年目のPSGでも輝きを見せ、ここまで公式戦30試合で18ゴール16アシストを記録。苦しみ抜いた昨シーズンを上回る成績をすでに残している。

いつまでも注目を集め続けるメッシだが、PSGとの契約は今シーズン限りで満了を迎えることに。契約延長の話ももちろん出ているが、まだまとまっておらず、移籍の話も浮上している。

2022年の『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ(The Best)』で最優秀選手にも輝いたメッシだが、PSGのフットボールアドバイザーを務めるルイス・カンポス氏は、メッシの代理人でもある父のホルヘ・メッシ氏と交渉を進め、原則合意に至っている様子。フランス『ル・パリジャン』で状況を語っている。

「現在協議中だ。私は彼をこのプロジェクトに留めておきたいと思っている。それを隠すことはできない。彼が継続してくれれば嬉しい。今は目標を達成し、彼が我々と一緒に続けてくれることを話し合っている」

「我々はチーム内のプロ選手の数を減らし、クオリティの高いクラブの若い選手のためのスペースを確保し、彼らを他の偉大なヨーロッパのクラブに奪われないようにすることを含む良い計画を立てている」

クラブとしては悲願のチャンピオンズリーグ(CL)でもバイエルンの前にベスト16で屈し、フランス代表FWキリアン・ムバッペは今夏も移籍の噂が浮上することになるだろう。

そんな中、バラゲ氏は現状について見解を示し、メッシはPSGに残ることが濃厚だろうとしながらも、PSGが置かれる状況が変われば他の可能性もあると指摘した。

「メッシの基本的な合意は、現在書面で詳細を確認する必要がある。サラリーや契約期間だ。彼は耳を傾けており、条件が正当であれば残り続けるだろう」

「いつものように、特にPSGが競争力のあるチームであり続けるという要求はあるはずだ」

「キリアン・ムバッペが去った場合、カタール側がクラブに興味を持たなくなった場合、財政的な制限によりPSGが選手を売却せざるを得なくなった場合、またはPSGがメッシを維持するための財政的な最低額を満たせなくなった場合に影響を与える可能性がある」

また、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミや母国のクラブなども関心を寄せているという話もあり、古巣のバルセロナも復帰を検討しているとも言われるが、他クラブへの移籍が起こることはないだろうという見解を示した。

「噂でしかないが、彼が今年の夏にニューウェルズ・オールド・ボーイズにいくことは完全にあり得ない。彼はエリートクラスのフットボールを続けたいと思っている。この夏にニューウェルズに行くことは考えていないし、来シーズンもそうなる可能性はない」

「メッシ陣営は、メジャーリーグ・サッカーのインテル・マイアミからの正式なオファーはまだないと主張しているが、インテルの情報筋は、メッシのためのカードは全てテーブルに置いてあり、彼の決断を待つだけだと思っている」

「ジョアン・ラポルタ会長は、最近ホルヘ・メッシに会ったが、将来の経緯について話し合うためだけだった」

「バルセロナから彼に対して復帰のオファーは今の所はない。(クラブは)誰も期待していないのだ」

「ラ・リーガはバルセロナが2億ユーロ(約290億円)の債務を削減することを優先しており、メッシの動きに資金を提供するためにクラブが他のものを売却することには反対するだろう」

バルセロナへの復帰は今の状況ではまずあり得ない状況。PSG残留が濃厚との見方だが、来季はどこのユニフォームを着ているだろうか。

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