「疑いの余地はない」微妙なPKなしの判定を語るテン・ハグ監督、最下位相手の取りこぼしも判定に言及「試合に影響を与えている」

写真：Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が、サウサンプトン戦について語った。クラブ公式サイトが伝えた。

12日、プレミアリーグ第27節でユナイテッドはサウサンプトンをホームに迎えた。

前節はリバプール相手に屈辱の7失点を喫したユナイテッド。ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)ではレアル・ベティスに快勝したが、リーグ戦でも大敗を払拭したいところだった。

しかし、この試合では下位のサウサンプトンに苦しむと、34分にカゼミロが一発退場。60分近くを数的不利な状態で戦わなければいけなくなると、試合を支配しながらもゴールをこじ開けられず、0-0のゴールレスドローに終わった。

上位を争う中で、痛い取りこぼしとなったユナイテッド。それでもテン・ハグ監督はチームを称え、試合に勝てた可能性があるとした。

「チームへ大きな賛辞を送りたいし、彼らは大きなキャラクターを示した。長い時間、10vs11でプレーしており、木曜日にプレーしていた。チームは再び肉体的にも精神的にもフィットさせていった」

「我々の選手たちと我々の素晴らしいパフォーマンスであり、この試合には勝てたかもしれない」

また、前半には相手選手のハンドがあったようにも見えたが、PKはなし。テン・ハグ監督は「間違いないだろう」とPKだったと主張し、「疑いの余地はない。以前はVARが試合を止めていたが、今はそうしない。理解できない」と、VARの判定について不満を口にした。

また、この試合でシーズン2度目の退場処分となったカゼミロ。4試合の出場停止が課されることとなるが、テン・ハグ監督はそういったタイプの選手ではないと言及。また、批判ではないが審判の判定が影響を与えていると語った。

「カゼミロはヨーロッパで500試合以上プレーしている。彼は1度もレッドカードをもらっていなかった」

「それが今はなんだ? この数試合、プレミアリーグで20試合しかプレーしないで、2枚のレッドカードをもらっている」

「レフェリングが試合に影響を与えているということだ。我々は2つの問題について話している」