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「チームに発信できることは素晴らしい」森保一監督が大谷翔平のWBC決勝前の振る舞いに言及、世界一になった栗山英樹監督には「素晴らしい目標を提示していただけた」

超ワールドサッカー / 2023年3月22日 20時25分

写真:©︎CWS Brains, LTD.

日本代表の森保一監督が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で見事世界一に輝いた侍ジャパンについて語った。

22日、日本代表は千葉県内でキリンチャレンジカップ2023のウルグアイ代表戦に向けてトレーニングを実施した。

冒頭15分公開の予定が約1時間に伸びた中、選手たちはスローインからのパス回しやビルドアップなどのトレーニングを実施。その後、非公開で1時間ほどトレーニングを行った。

そのトレーニング後、森保監督がメディア取材に応対。WBCで世界一に輝いた侍ジャパンへ感謝の気持ちと祝福のメッセージを送った。

「1人の国民として応援していたので、本当に素晴らしいなと思います。世界一という目標を持ってWBCに臨んで、その目標を達成するのは簡単なことじゃないと思いますけど、侍ジャパンの監督、選手、スタッフのみなさんの頑張りに、国民の1人として勇気と感動をいただきました。活躍、頑張りに感謝したいです」

侍ジャパンはアメリカと初めて決勝で対戦。メジャーリーガー勢揃いの本気のチームに対し先制を許すも、その裏に村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)が今大会第1号となる豪快なホームランで同点に。さらに、「ペッパーミル」パフォーマンスでお馴染みのラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)の内野ゴロの間に逆転。4回には岡本和真(読売ジャイアンツ)のホームランで追加点を奪う。

その後は得点が生まれなかったが、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)の継投で逃げ切り、14年ぶり3度目の世界一に輝いた。

森保監督は、アメリカとの決勝については「途中から観ていました。仕事があるので全部は観れませんでしたが、中盤以降は観ていました」と、優勝の瞬間はしっかりと見守ったという。

その中で、同じ日本代表で世界一を目指した監督である栗山英樹監督へもメッセージを送った。

「大変な気苦労と責任を背負って戦っていたと思うので、本当におめでとうございますということと、気苦労もあったと思いますので、少しゆっくり休まれて下さいということを伝えたいです」

「素晴らしい戦いを見せていただき、我々も野球のように世界一という目標を持って戦いに臨めるように、もっともっと成長しなければいけないと思いますし、素晴らしい目標を提示していただけたと思います」

また、試合前のロッカールームでは大谷が、アメリカの錚々たるメジャーリーガーの選手たちに対して「今日の試合だけは、憧れを捨てましょう」と語っていた。

相手をリスペクトしすぎず、しっかりと勝つことに集中しようという発破をかけるコメントで士気を上げた中、森保監督は素晴らしい振る舞いだと称えた。

「侍ジャパンのチームを見ていて、個の能力が素晴らしいなと思う中で、個々の能力を最大限発揮するということは皆さん考えていたと思います」

「その中で中心選手の大谷選手がチームのために、仲間のために、国民のために頑張ろうということをチームに発信できることは素晴らしいですし、代表チームとして日本を背負って戦うという立場で、日本のために戦うということが何よりも一番じゃなければいけないと思いますので、そこを確認して試合に臨めたことは素晴らしいと思います」

森保監督は世界を相手にベスト16で敗れた経験がある。史上初となる2大会連続の指揮へ新たにスタートした日本代表。メンバー発表の席で「世界一」を口にした中、侍ジャパンに続けて3年半後の北中米ワールドカップで、同じアメリカの地で世界一に近づけるのか、注目が集まる。

【動画】大谷翔平vsマイク・トラウト、優勝を決めた最後の勝負


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