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チェルシー、2021-22シーズンの純損失は1億2130万ポンドに…前オーナーへの制裁の影響大きく

超ワールドサッカー / 2023年3月27日 23時14分

写真:Getty Images

チェルシーは27日、2021-22シーズンの年次決算を発表し、純損失が1億2130万ポンド(約195億円)となったことを明かした。

チェルシーは今回の発表の中で、「異常な出費と収益の損失」と、前オーナーであるロマン・アブラモビッチ氏に対するイギリス政府からの制裁がクラブに多大な損失をもたらしたとの見解を示した。

今回明かされた決算報告によると、売上高はコロナ禍の前シーズンの4億3490万ポンド(約702億円)から4億8130万ポンド(約777億円)に増加。これは主に、新型コロナウイルスのパンデミック後にファンがスタジアムに戻ってきたことによる、マッチデー収入と商業収入増加による。また、新規契約と既存のパートナーの契約更新によるスポンサー収入の純増も影響したという。

その一方で、昨年2月末のロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と親しい関係にあった前オーナーのアブラモビッチ氏はイギリス政府から資産凍結の制裁を課された。

これにより、クラブ運営がままならなくなった同氏はクラブ売却を決断し、最終的にトッド・ベーリー氏率いる投資グループに経営権を売却する形となった。

その売却決定までの期間においては、試合およびシーズンチケットの販売、グッズの販売や選手および商業スポンサーパートナーとの契約締結を含め、多くの分野で制限を受け、クラブは総合的に臨時の費用の支出および収益の損失を招いた。

制裁期間の終盤には、条件付きで試合のチケットを販売することが許可されたが、プレミアリーグはこれらの販売による収入をすべて慈善団体に寄付することを約束させ、財政面に少なくない影響が及ぶことになった。

なお、クラブは「これらの制限のいくつかは、新しい契約上の取り決めの締結に対する制限による長期的な影響により、今後数年間の財務にも影響を与えると予想されます」と今後の影響にも言及しながらも、「今年の損失と制裁による運営上の課題にもかかわらず、クラブはUEFAとプレミアリーグの財政規制を遵守し続けています」と、クラブ運営が健全に行われていることを強調している。

新体制では2つの移籍市場において6億ポンド(約969億円)以上を市場に投下する超大型補強を敢行したチェルシーだが、現在チームは10位と低迷。逆転でのチャンピオンズリーグ出場権獲得はかなり厳しい状況にあり、2021-22シーズンの負債と共にCL出場逸は今後の運営にネガティブな影響をもたらす可能性が高い。

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