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アンス・ファティ父が息子に対するバルサの扱いに不満…一方でクラブと本人は残留で意見一致

超ワールドサッカー / 2023年3月29日 23時23分

写真:Getty Images

バルセロナのスペイン代表FWアンス・ファティの父親が、クラブの息子に対する扱いに不満をぶちまけた。

2019–20シーズンに鮮烈なトップチームデビューを飾り、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団後は背番号10を受け継いだファティ。しかし、以降は度重なる負傷に悩まされて本来のパフォーマンスを取り戻すことができずにいる。

そのため、チャビ・エルナンデス監督は背番号10の起用に慎重な姿勢を崩さず、今シーズンここまでは公式戦38試合に起用しているものの、先発出場はわずかに11試合となっている。

選手としてはより多くの出場時間を得て状態を上げたいと考える一方、ファティの負傷歴や現状のパフォーマンス、チームとして結果が求められる状況を鑑みると、指揮官の起用法も致し方ないところだ。

しかし、ファティの父親である代理人のジョルジュ・メンデス氏と共に代理人業務の一部に携わるボリ・ファティ氏は、クラブの息子に対する扱いに大きな不満を抱くと共に、個人としては息子の退団を希望しているようだ。

28日にスペイン『Cope』のインタビューに応じたボリ氏は息子のバルセロナでの現状について率直に語った。

「もし私次第だったら、彼を別のチームに連れて行くだろうが、アンスはバルセロナに残りたいと考えている」

「息子は別のクラブと契約することを望んでいないが、私は息子が成功するのを見たいと思っている。父親として、私は怒っている。アンスのプレーがほとんどないのを見ると、少し気が遠くなり、コーチではなく父親として考えることがある」

また、ボリ氏は息子の現状を解決するため、先日にバルセロナのスポーツディレクターであるマテウ・アレマニー氏とジョルジュ・メンデス氏の会談の場を設けることを求めたという。

「私はマテウに連絡した。その際に彼は、アンスがクラブの遺産の一部であり、彼らは息子に大きく賭けていると語っていた」

「ただ、父親として、私は別の考え方を持っている。おそらく私は間違っているかもしれない。ただ、息子はフランチャイズプレーヤーであり、背番号10であり、誰もメッシから受け継ぐ準備ができていなかったときに、息子はそれを引き継いだ」

「腹立たしいのは、彼を分単位で扱っていることだ。1分、2分、3分…。だが、スペイン代表やバルセロナで活躍し、ラ・マシア出身のアンス・ファティのことを話しているんだ。彼にチャンスを与えないで、誰に与えるんだ?」

「このままでは、私はセビージャの実家に帰ることになるだろうし、それだけだ。レアル・マドリーとの試合は観に行かなかった。もう、スタジアムには行かないよ。この間、アンスに『なぜスタジアムに来なかった』かと聞かれたが、『気が乗らなかった』と答えたよ」

父親として一通りクラブへの不満をぶちまけたボリ氏だが、最終的に落ち着きを取り戻したか、息子自身はバルセロナでの現状を受け入れて前向きに取り組んでいることを明かしている。

「アンスは全く問題を感じていない」

「周りに家族がたくさんいて、話し相手もいるのに、どうして落ち込むことがあるんだ。彼はトレーニングから帰ってきて、幸せそうにしている。アンスが幸せならば、誰も彼を止めることはできない。それを見てほしい」

一部では今回のボリ氏の発言の一部が切り取られて退団報道が過熱しているが、アンス自身はポジション奪取へポジティブな姿勢を示しており、クラブサイドとそこまで悪い関係にわるわけではないようだ。

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