オウンゴールが決勝点、ナポリが不振レッチェに競り勝ってスクデットへさらに前進《セリエA》

写真：Getty Images

ナポリは7日、セリエA第29節でレッチェとのアウェイ戦に臨み、2-1で競り勝った。

前節ミラン戦では今季ワーストゲームで完敗した首位ナポリ(勝ち点71)は、5日後にチャンピオンズリーグ準々決勝のミランとの再戦を控える中、オシムヘンが引き続き負傷欠場。最前線にはラスパドーリが起用された。

5連敗中の16位レッチェ(勝ち点27)に対し、立ち上がりからボールを握ったナポリだったが8分にピンチ。しかしマレーのボレーシュートはGKメレトが凌いだ。

すると18分に先制した。FKの流れからキム・ミンジェの右クロスをディ・ロレンツォがヘディングシュートで突き刺した。

先制後もナポリが敵陣で試合を進め、主導権を握っていく。前半終盤はレッチェのプレスが強まったものの、ナポリがいなして1点をリードしたまま前半を終えた。

迎えた後半もハイプレスをかけてきたレッチェにナポリは52分、同点とされる。FKの流れからセーサイのヘディングシュートはバーに直撃したものの、ルーズボールを拾ったディ・フランチェスコに蹴り込まれた。

試合を振り出しに戻されて以降、リズムを崩していたナポリだったが64分に勝ち越す。マリオ・ルイの左クロスがギャロのオウンゴールを誘った。

その後、シメオネが太ももを負傷するアクシデントがあったものの後半半ば以降はナポリが試合をコントロール。1点のリードを守り抜いて勝利を取り戻し、スクデット獲得へさらに前進するとともにCLミラン戦へ弾みを付けている。