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【ブンデス第27節プレビュー】首位再浮上のバイエルン、DFBポカールで敗れたフライブルクと再戦

超ワールドサッカー / 2023年4月8日 7時0分

写真:Getty Images

代表ウィーク明けの前節、トゥヘル体制となったバイエルンがドルトムントとの頂上決戦を完勝で制し、首位を奪還した。そのバイエルンは迎える第27節、ミッドウィークに行われたDFBポカールで敗れた相手、フライブルクと再戦する。

バイエルンは前節、ドルトムントとのデア・クラシカーを4-2と快勝。相手GKコベルの凡ミスを皮切りにつけ込み、後半開始6分までに4点をリードする余裕の展開で勝利した。大一番でドルトムントとの実力差を見せ付け、完膚なきまでに叩きのめしたことは今後の優勝争いに大きな影響を与えそうだ。ただ、火曜に行われたDFBポカール準々決勝では前述のようにフライブルクに痛恨の逆転負けで敗退。3冠の可能性が潰えてしまった。痛い敗退となった中、早速フライブルクにリベンジとしてリーグ11連覇へ邁進できるか。

一方、前節ヘルタ・ベルリンに1-1のドローに持ち込まれた4位フライブルク(勝ち点47)。2戦連続ドローと足踏みとなったが、DFBポカールではバイエルンを撃破する大金星を挙げた。2大会連続決勝進出へ弾みを付けた中、リベンジに燃えるバイエルンを返り討ちにできるか。MF堂安に公式戦3試合ぶり弾が生まれるかにも注目だ。

バイエルンにまさかの惨敗となった2位ドルトムント(勝ち点53)は、3位ウニオン・ベルリン(勝ち点51)との上位対決に臨む。バイエルン戦では前述のように守護神コベルがまさかのキック空振りという凡ミスで先制点を献上してリズムを崩し、そのまま敗れてしまった。大一番とは思えない呆気ない塩試合を演じてしまった中、ドルトムントはウニオンとの上位対決で立ち直れるか。

そして今節は残留を争う日本人対決、14位ボーフム(勝ち点26)と最下位シュツットガルト(勝ち点20)が激突する。ボーフムは前節、FW浅野が先制弾を決めた中、DF長谷部フル出場のフランクフルトに1-1のドロー。ここ3戦2勝1分けと勝ち点をしっかりと積み上げている。残留争いのシックスポインターで浅野に2戦連続ゴールは生まれるか。

一方、シュツットガルトは前節、ウニオン・ベルリンに0-3の完敗。ラッバディア監督が解任された。ただ、水曜に行われたDFBポカールではヘーネス新監督の下、ニュルンベルクに勝利。DF伊藤の決勝点アシストの活躍もあってベスト4に進出した。一先ず悪い流れを断ち切った中、リーグ戦6試合ぶりの勝利を掴んで最下位脱出となるか。

同じく残留争い中のDF吉田が所属する17位シャルケ(勝ち点21)は、15位ホッフェンハイム(勝ち点25)との残留争い。シャルケは前節、DFイェンツを負傷で欠いたこともあってレバークーゼンに0-3と力負け。今節はそのイェンツが復帰予定で吉田とのコンビが復活するだけに守備は計算が立つ。攻撃陣の奮起を期待し、吉田としては無失点で乗り切りたい。

6位フランクフルト(勝ち点41)は7位レバークーゼン(勝ち点40)と対戦。フランクフルトは前節、前述のようにボーフムにドロー。リーグ戦5試合勝ちなしと足踏みが続いている。CL圏内の4位フライブルクとは6ポイント差と離され始めているだけに正念場となる。エースFWコロ・ムアニは火曜に行われたDFBポカール・ウニオン戦でもドッペルパックと好調を維持しているが、公式戦6連勝中と絶好調のレバークーゼン相手にも爆発となるか。

最後に10位ボルシアMG(勝ち点32)は9位ヴォルフスブルク(勝ち点39)と対戦。前節もDF板倉は開始早々に危険なボールロストがあったが、ケルンとのライン・ダービーはゴールレスドロー。これで5戦勝ちなしと煮え切らない試合が続くが、ヴォルフスブルクとの中位対決を制すことはできるか。

◆ブンデスリーガ第27節
▽4/8(土)
《22:30》
マインツvsブレーメン
アウグスブルクvsケルン
ドルトムントvsウニオン・ベルリン
レバークーゼンvsフランクフルト
フライブルクvsバイエルン
《25:30》
ヘルタ・ベルリンvsライプツィヒ

▽4/9(日)
《22:30》
ボルシアMGvsヴォルフスブルク
《24:30》
ボーフムvsシュツットガルト
《26:30》
ホッフェンハイムvsシャルケ

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