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「彼にはできない」出番減少のウォーカーにグアルディオラ監督が言及、インサイドに入るプレーに「教養のある動きが必要」「戦術的な理由」

超ワールドサッカー / 2023年4月8日 20時5分

写真:Getty Images

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、イングランド代表DFカイル・ウォーカーの起用について言及した。イギリス『BBC』が伝えた。

2017年7月にトッテナムからシティへと完全移籍で加入し、右サイドバックや3バックの一角でチームを支えているウォーカー。今シーズンは、ケガの影響などもありプレミアリーグで17試合、チャンピオンズリーグ(CL)では1試合の出場に終わっている。

そのウォーカーだが、このところ出番が減少。徐々に先発から外れている状況であり、イングランド代表DFジョン・ストーンズがそのポジションを務めることが増えている。

グアルディオラ監督は、ウォーカーの起用について問われ、出番が減少している理由に言及。そのポジションではプレーできないと語った。

「ウォーカーにはそれができない。インサイドでプレーするためには、教養のある動きが必要だ」

「彼には他の特徴がある。彼は常にスピードがある。60歳でもここの中では一番早いだろう」

「カイルは必要な存在だ。トレーニングでは良いし、彼は3バックでプレーできる。右サイドでプレーできる我々のベストな選手だ」

「マヌエル・アカンジとプレーすることもあるし、ジョン・ストーンズとプレーすることもある」

「その理由は戦術的な理由であり、カイルが信頼を失ったからではない」

グアルディオラ監督の戦術の特徴の1つはサイドバックの選手が中央に入り、ビルドアップで大きな役割を果たすこと。バイエルン時代にはオーストリア代表DFダビド・アラバ(レアル・マドリー)、シティではウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル)やポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(バイエルン)らがその役割を務めてきた。

しかし、いずれの選手もチームを去ったことで、適任者がいない状況に。ウォーカーはその役割に適していないとし、現在起用される機会が減っていると明言。ただ、それはこれまでも色々な選手に起こっていたことだと語った。

「私がここに来てから何が起きているかを見てほしい。プレーして、その後にプレーしない選手もいる」

「他の選手よりも上手くやれる選手がいて、それが彼らがプレーする理由であり、彼らがしなければいけないのは2つだけだ。文句を言わないこと、問題にしないかOKを出す、もっと頑張ることだ。彼らは私を必要とし、私は準備ができている」

「今シーズンのナタン・アケを見てほしい。昨シーズン彼は1分もプレーしていないが、今は欠かせない」

「誰も私に保証はしていない。時には、ビルドアップやディフェンスの方法で異なる形が必要になることもあるし、他の選手よりも適応力が高い選手がいる…単純なことだ」

「彼らはそれを個人として受け止める。我々は彼らを敵対しているわけではない。何かを必要としており、それを使おうと考える。それだけのことだ」

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