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ローマがトリノにウノゼロ勝利で2連勝! ディバラ2戦連続PK弾で3位に浮上《セリエ》

超ワールドサッカー / 2023年4月9日 3時44分

写真:Getty Images

セリエA第29節、トリノvsローマが8日にスタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノで行われ、アウェイのローマが0-1で勝利した。

前節、サンプドリアに苦しみながらも3-0の勝利を収めた5位のローマ。前日に行われた試合でミラン、インテルのミラノ勢がいずれもドローに終わった中、3位浮上のチャンスを手にした。

11位のトリノを相手に連勝を狙うモウリーニョのチームは、週明けにヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグのフェイエノールト戦を控える中、前節から先発3人を変更。マティッチとペッレグリーニ、エイブラハムに代えてサスペンション明けのマンチーニとクリスタンテ、ソルバッケンを抜擢した。

立ち上がりはホームのトリノが勢いを持って入ったが、相手のミスを突いたローマがファーストチャンスをモノにする。6分、相手のビルドアップの場面で縦パスをカットしたザレフスキがそのままボックス付近まで運んで左足のシュートを放つと、これがボックス内のDFスフールスの手に当たってPKを獲得。これをキッカーのディバラが冷静に中央へ蹴り込み、2試合連続のPK成功となった。

幸先よく先制に成功したローマだが、以降はやや受け身になってしまい、左サイドのラドニッチを起点に積極的な仕掛けを見せるトリノの攻勢に晒される。それでも、マンチーニやスモーリングを中心に要所を締める守備でゴールを割らせない。

前半終盤にかけて徐々に攻撃のギアを上げたローマはクリスタンテやザレフスキのミドルシュートに、得意のセットプレーから追加点を狙ったが、前半の内にリードを広げることはできず。

迎えた後半、開始直後にミランチュクのヘディングシュートでトリノがいきなり決定機を作り出すが、これはGKルイ・パトリシオの見事なワンハンドセーブにはじき出される。

後半も守備の安定は際立つものの、なかなか攻撃に出られないローマ。最前線のソルバッケンやエル・シャーラウィが時おり相手を引っくり返す場面を作るものの、攻撃に厚みを出せない。

その後、70分にはエル・シャーラウィに代えてペッレグリーニ、直後の73分には肩を脱臼したソルバッケンを下げてマティッチを投入し、より中盤でのゲームコントロール、守備に重きを置いた戦い方にシフト。

後半終盤にかけては殊勲のディバラに代えて投入したエイブラハムにトドメの2点目を奪うチャンスが訪れたものの、これを決め切ることができない。それでも、アタッキングサードでの迫力、精度を欠くトリノの攻撃を最後まで冷静に凌ぎ切ったローマは得意のウノゼロ勝利。内容面はいまひとつもトップ4争いのライバルが相次いで取りこぼした波乱の一節で勝ち点3を積み上げて3位に浮上した。

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