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「意図的に歪曲した事実…」浦和がサポーターの違反行為巡る名古屋の情報発信に反論声明、対応を問題視「指摘は事実に即していない」

超ワールドサッカー / 2023年4月13日 10時1分

写真:Getty Images

浦和レッズは12日、名古屋グランパス戦でのサポーターの違反行為について処分を発表。一方で、名古屋側の情報発信について不快感を示した。

事件は9日、明治安田生命J1リーグ第7節の名古屋vs浦和の試合で発生。試合はゴールレスドローに終わった中、サポーターの違反行為が複数確認された。

立ち入り禁止エリアへの侵入行為や横断幕掲出禁止エリアへの掲出から、警備員への暴行と思われる行為、威嚇、脅しなど複数を名古屋が報告。浦和は一部を認め、12日に当該者への処分を発表していた。

浦和は多大なる迷惑をかけたこと、特に暴行に関しては許されるべきことではないと厳しく処分を下した一方で、名古屋の情報発信に対して声明を発表。対応への不信感を露わににした。

「2023年4月10日に名古屋グランパス様がウェブサイト及びSNSに掲載されました、「浦和レッズ戦における浦和サポーターの違反行為について」という発信について、一部浦和レッズの認識とは異なる点がございます」

「本来こうした企業間の認識合わせはウェブサイトやSNSを通じてではなく、面着、文書またはEメール等を用いて閉じられた場で行われるべきものと思料いたしますが、名古屋グランパス様によります上記発信がそうした形で行われてしまっていることから、それによってご不安やご不満をいだかれた浦和レッズのファン・サポーターのみなさまのお気持ちに寄り添いたく、同様にウェブサイトおよびSNSに本内容を掲載させていただきます」

名古屋の違反行為の報告は、浦和側との確認なしに一方的に出されたものであり、認識の齟齬が生まれていると主張。クラブとしての対応のあり方を指摘し、リリースを抜粋して説明している。

①「クラブ間で合意した内容を独自に書き換え」

「浦和レッズからの発信内容について、使用文言等の事前合意が存在していたという認識はございません。「書き換え」という表現は相互に添削を行うなどのプロセスがあった場合に用いられるべきであると考えており、一連の弊クラブによる発信内容はそれに当たらないと認識しております」

②「3/19(日)の浦和レッズ発信から試合開催まで追加の協議を行った事実はないにもかかわらず、2階から1階への座席位置変更の協議を継続しているかのような発信」

「浦和レッズによる発信内容は「協議を行なってまいります」としており、「行なっています」「行いました」と記してはおりません。加えて、当該発信以降にも弊クラブからは協議を持ちかけていたという事実には触れず、弊クラブからEメールにて、2階席での立ち見の安全性に関する名古屋グランパス様から関係各所への確認の有無に触れた際にも、その点にはご回答をいただけなかった経緯もありながら、結果的に協議が実現しなかったことを理由に弊クラブがファン・サポーターのみなさまに対して虚偽の報告を行ったという受け取り方もできてしまうこちらの表現は不適当であると考えております」

③「チケット振替の対応について、当初から振替に必要な座席数を確保し、試合当日のスタジアムでは名古屋グランパスが対応することを両クラブで確認を終えていたにもかかわらず、浦和レッズのスタッフが振替対応を行うと誤認させるような発信」

「早期に振替券が予定枚数終了になったことに対し多くのお問い合わせを頂戴していたことから、正当な権利を持つ浦和レッズサポーターのみなさまが引換券を入手できず、ロアースタンドでの観戦可否についてご不安に思われているという状況を私どもは把握しておりました。そのため浦和レッズから名古屋グランパス様へ、対応方針についての情報を発信いただけるよう複数回に渡ってお願いいたしましたがいずれもご賛同いただけませんでした」

「そうした一連のやり取りの中で、「振替に必要な座席数の確保」という情報は確かに得ておりましたが、名古屋グランパス様が当該情報を発信されていない中で弊クラブからその情報を発信する訳にもいかず、弊クラブスタッフが現地でサポートさせていただく旨の発信を行うことで浦和レッズサポーターのみなさまのご不安を少しでも取り除こうと試みた次第です。加えて、それを実行するために通常時の2倍以上の人数でアウェイゲーム対応の体制を組み当日を迎えました。「浦和レッズのスタッフが振替対応を行うと誤認させるような発信」とのご指摘ですが、弊クラブによる発信内容は「サポートいたします」としており、名古屋グランパス様のスタッフ様へのお取次ぎや動線案内など、端的に申せば私どもでできる範囲のことを何でもやろうという考えでスタッフは現地入りしております」

「言わずもがなこれらの行為は名古屋グランパス様にご迷惑をおかけすることを目的とした訳ではなく、豊田スタジアムまで駆けつけてくださる浦和レッズサポーターのみなさまのサポートを申し出たことに対し、あたかもスタンドプレーであるかの様なご指摘は事実に即していないと考えております」

以上の3点を浦和側は指摘。試合前の問題から含め、両者のコミュニケーションが上手く行っていないこと、そして認識にズレがあることは見てとれる。

浦和は声明の最後に、ファン・サポーターへのメッセージを送っている。

「私ども浦和レッズは、浦和レッズの一員であるファン・サポーターのみなさまによる、チーム、選手、そしてフットボールへの情熱を悪用し、意図的に歪曲した事実をオウンドメディアに掲載するなどして扇動することはこれまでも、そしてこれからも絶対にいたしません」

「当然ながら、事実誤認や作業ミス等で誤った情報を掲載してしまった場合には適宜謝罪、修正を行わせていただきますが、今回の名古屋戦での席割変更に関する一連の投稿はそのいずれにも該当しないため、削除、修正の予定はございません」

「また本件、本来でありましたら選手、チーム、そしてファン・サポーターのみなさまをサポートすることに全力を注がなくてはならないクラブが、この様にみなさまの目に触れる形で上記やり取りを発信することとなり誠に申し訳ございません」

「浦和レッズは、豊田スタジアムでファン・サポーターのみなさまと共に闘い、勝ち点を獲得できたことに大きな意味を感じております。ここからは、今週末に控えた新・埼スタでのホームゲームや、月末に始まるACLファイナルなどに全身全霊を傾けてまいります。これからも共に、闘ってまいりましょう」

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