【J1注目プレビュー|第8節:FC東京vsC大阪】共に欲しいのは上位へ向かうキッカケ、ボールを握ってゴールに迫れ

写真：©︎CWS Brains, LTD.

【明治安田生命J1リーグ第8節】
2023年4月15日(土)
16:00キックオフ
FC東京(8位/9pt) vs セレッソ大阪(12位/8pt)
[味の素スタジアム]

◆上か下か、分岐点に【FC東京】

前節は湘南ベルマーレを相手に2-2のドロー。ここまで2勝3分け2敗と五分の成績だが、4月はまだ勝利がない。

離脱者も多い中でなんとか耐えてきたFC東京だが、上位に向かうのか、下位に転落するのか、分かれ道に来ている状況だ。

気掛かりなのは充実していない試合内容。ポジショナルプレーを掲げての2年目、湘南の圧に負け、攻撃陣も停滞気味。打破する策を見つけたいところだ。

特にミスが多く、ポゼッションができない。ボールを握ることを恐れているようにも見えるが、チームとしてのベースアップがまだまだ図れていないことの表れとも言える。しっかりと自分たちが求めるものを出していけるのか。結果だけでなく、内容の充実も求めたい。

★予想スタメン[4-3-3]
GK:ヤクブ・スウォビィク
DF:中村帆高、木本恭生、エンリケ・トレヴィザン、徳元悠平
MF:小泉慶、東慶悟、松木玖生
FW:仲川輝人、ディエゴ・オリヴェイラ、渡邊凌磨
監督:アルベル

◆新たな取り組み、磨き続けるのみ【セレッソ大阪】

良い流れを見せていた中で、前節は撃ち合いで北海道コンサドーレ札幌に敗れることとなったC大阪。今節は再び勝利を目指したい一戦だ。

今季から復帰したMF香川真司の存在は大きく、開幕から苦しんだチームが立ち直っていたかと思ったが、まだまだその完成度は高くないということだろう。

カウンターのみではなく、[4-3-3]のシステムでポゼッションを高める戦いを見せているC大阪。札幌戦は、相手のハイプレスの前に綻びが見えたが、一朝一夕でできるほど甘くはない。

ただ、チームとしてカウンターとポゼッションを使えるようになれば戦いの幅は広がることは間違いない。トップにはエンジンがかかってきたFWレオ・セアラも控えており、いかにボールを運んで、良い形でフィニッシュさせられるのか。そろそろ浮上のキッカケを掴みたい。

★予想スタメン[4-3-3]
GK:キム・ジンヒョン
DF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、鳥海晃司、山中亮輔
MF:奥埜博亮、鈴木徳真、香川真司
FW:毎熊晟矢、レオ・セアラ、為田大貴
監督:小菊昭雄