「他のクラブで幸せになるとは思えない」チャビ監督、チェルシー行き噂のガビを語る

写真：Getty Images

バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、移籍が噂されるスペイン代表MFガビ(18)について言及した。

2015年7月にレアル・ベティスからバルセロナのカンテラへと加入したガビ。若くしてその才能が花開くと、2021年8月にファーストチームデビュー。バルセロナだけでなく、スペイン代表の主軸にまで成長し、欠かせない存在となっている。

しかし、クラブが一向に改善しない財政問題の影響を受けることに。今年1月、バルセロナはガビのファーストチーム登録をラ・リーガに拒否されるも、バルセロナの裁判所が予防措置として一時的に登録を認めるように指示。その結果、チャビ・エルナンデス監督が背負っていた背番号「6」を引き継ぎ、ファーストチームに登録されたが、書類の不備などがあり、この登録が白紙に。Bチームの選手としての登録に切り替わると、Bチーム登録の選手が付けられない「6」も剥奪されることとなった。

さらに、契約も2026年夏までの契約更新が無効となり、5000万ユーロ(約72億5000万円)の契約解除条項が含まれる、2024年6月までになっていた。

そんな中、チェルシーが今夏の獲得を目指しているという報道が。来シーズンからチームを率いる新監督が決まっていないものの、スペイン代表の監督を退任したルイス・エンリケ氏が就任するという噂があり、ガビを引き抜く可能性が指摘されている。

そんな中、ヘタフェ戦に向けた記者会見でチャビ監督がガビの移籍の噂について言及。バルセロナ以外では幸せにはなれないと語った。

「ガビが他のクラブで幸せになるとは思えない」

「彼は18歳で全てを備えており、チームにとって重要な選手だ。彼に未来は、このクラブにあると思っている」

選手の補強話も多く出ているバルセロナだが、まずはチームのサラリーキャップをどうにかしなければいけない状況。ガビを手放す気がないのであれば、まずは最優先で確保に動くだろう。