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【リーグ・アン日本人選手】鈴木唯人がデビュー戦で衝撃ゴラッソ! 伊東はチームと共に苛立ち募る一戦に

超ワールドサッカー / 2023年4月17日 6時0分

写真:Getty Images

リーグ・アン第31節が今週末に行われた。

今シーズンのリーグ・アンにはストラスブールのGK川島永嗣に加え、トゥールーズにFWオナイウ阿道、モナコにFW南野拓実、スタッド・ランスにFW伊東純也の3選手が新たに参戦。また、今冬にはストラスブールにMF鈴木唯人が加入した。

今節では鈴木がベンチ入り10戦目にして待望のリーグ・アンデビューを飾ることに。そして、パリ五輪世代の背番号10は衝撃を与えた。チームが2-1のリードで迎えた75分にエースFWガメイロとの交代で本拠地のピッチに投入された鈴木は、スムーズに試合に入る。86分には背後への飛び出しからボックス右ライン際で右足のシュートを放ってチャンスに絡むと、以降も安定したボールキープで前線の起点に。

さらに、89分にはペナルティアーク右でシソコから足元にパスを受けた鈴木はDF3人に囲まれながらも、鮮やかなステップワークで内側に切り込むと、最後は4人目に寄せられる寸前で左足を一閃。鋭いグラウンダーのシュートがGKの脇を抜けてゴールネットへ突き刺さり、デビュー戦で衝撃の初ゴールを決めた。そして、鈴木の鮮烈デビュー弾もあって3-1の勝利を収めたストラスブールが連敗を「2」でストップした。

伊東はスタッド・レンヌとのアウェイゲームで先発出場。勝ち点3差で迎えた6位のレンヌと8位のランスの一戦は、拮抗した展開が予想されたものの、思わぬワンサイドゲームに。立ち上がりから相手の圧力に晒されたランスは開始9分と19分にいずれも自陣でのボールロストから浴びたショートカウンターでドクに連続ゴールを許す。

すぐさま反撃に出たいチームだが、相手の流麗なパスワーク、球際の勝負で終始劣勢を強いられて3失点目を防ぐので精いっぱいの状況に。その中で序盤こそ右サイドの深い位置でチャンスに絡んだ伊東だが、以降は守備に追われる。また、微妙な判定やチームメイトとの連携の部分で不満を露わにするなどフラストレーションを溜めた。

迎えた後半、3枚替えを敢行して切り替えを目指したランスはボールを握る形まで持ち込んだものの、相手の集中した守備を前に決定機まで持ち込めず。すると、68分には相手CKの流れからテアテにトドメの3点目を奪われる。これで敗色濃厚となったアウェイチームは77分に伊東をベンチに下げる。この日の日本代表MFはシュート0本に加え、ドリブルやクロスでも見せ場を作れなかった。そして、試合はこのまま0-3でタイムアップを迎え、レンヌとのシックスポインターを落としたランスは2戦未勝利となった。

オナイウはホームでリヨンと対戦。前節は久々の先発出場となったオナイウだったが、この試合では再びベンチスタートに。1-1のイーブンの68分に投入されたが、チーム全体が守勢を強いられた中でなかなか相手陣内でボールに絡めず。シュートはおろかドリブルを仕掛ける場面も作れない。さらに、チームは終盤の88分にオウンゴールで勝ち越しを許し、ホームで1-2の敗戦となった。

なお、南野はロリアン戦でベンチ入りも出場機会は訪れず。ただ、チームは3-1の勝利を収めている。

★オナイウ阿道[トゥールーズ]
▽4/14
トゥールーズ 1-2 リヨン
◆68分から途中出場

★伊東純也[スタッド・ランス]
▽4/15
スタッド・レンヌ 3-0 スタッド・ランス
◆77分までプレー

★川島永嗣[ストラスブール]
▽4/16
ストラスブール 3-1 アジャクシオ
◆ベンチ入りせず

★鈴木唯人[ストラスブール]
▽4/16
ストラスブール 3-1 アジャクシオ
◆75分から途中出場。89分にデビュー戦ゴールを記録

★南野拓実[モナコ]
▽4/16
モナコ 3-1 ロリアン
◆ベンチ入りも出場せず

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