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菅原フル出場のAZがPK戦の末に逆転突破!ウェストハム、フィオレンティーナ、バーゼルが4強入り《ECL》

超ワールドサッカー / 2023年4月21日 6時37分

写真:Getty Images

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝2ndレグが20日に4試合行われた。

アウェイで行われた1stレグを0-2で敗戦した日本代表DF菅原由勢の所属するAZが、ホームにベルギーの強豪アンデルレヒトを迎えた。1stレグ同様に菅原を右サイドバックで先発起用したAZは、開始早々の3分に決定機。ファン・ブレデローデのパスをボックス左でパスを受けようとしたケルケスがムリージョに倒されてPKを獲得。パヴリディスのPKは左ポストの内側を叩いてゴールに吸い込まれた。

幸先よく先制したAZは、14分にもラインデルスのロングスルーパスからボックス右まで駆け上がったオドゴールの折り返しをパヴリディスが難なく流し込み、2戦合計スコアをタイに戻した。

その後もホームサポーターの後押しを受けるAZが攻勢を続けると、終盤の83分に決定機。菅原の右クロスをボックス中央に走り込んだケルケスが右足で合わせたが、このシュートは右ポストを直撃。

結局、試合は2戦合計スコア2-2のまま延長戦に突入。その延長戦もAZが主導権を握る展開が続くと、112分にマイナンスのスルーパスに抜け出したオドゴールがボックス左からネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。

その後、延長戦でもスコアは動かず、決着はPK戦に委ねられた。そのPK戦では先攻のAZが菅原を含む4人全員が成功した一方、後攻のアンデルレヒトは1人目のヴェルトンゲンと3人目のサルデラが失敗。この結果、PK戦を4-2でAZが準決勝進出を決めた。

また、優勝候補のウェストハムはホームでヘントと対戦し4-1で圧勝した。敵地での1stレグを引き分けたウェストハムは、26分にカイパーのゴールで先制を許したが、37分にボックス右横で獲得したFKからアントニオがヘディングシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻す。

さらにウェストハムは、後半開始早々の52分にチャンス。敵陣中盤でボールを拾ったツォウファルがボックス内へロングパスを供給。これがクリアしようしたオクムの左手に当たると、VARの末にハンドが認められPKを獲得。パケタがこのPKをゴール右に決めた。

逆転に成功したウェストハムは、58分にも自陣中盤でボールを奪ったライスがドリブルでカウンターを仕掛けると、そのままボックス中央左まで切り込みゴール右隅にシュート流し込んだ。さらに63分には、アントニオがゴールネットを揺らし、4点目。

結局、試合はそのまま4-1でタイムアップ。2戦合計スコア5-2で勝利したウェストハムがベスト4進出を決めている。

そのほか、1stレグで4ゴールを奪い快勝したフィオレンティーナはホームでポーランドの強豪レフ・ポズナンと対戦し、2-3で敗れるも1stレグのアドバンテージを生かし2戦合計スコア6-4で勝利。ニースはホームでスイスの名門バーゼルと対戦し、延長戦の末に1-2で敗戦。2戦合計スコアで3-4でバーゼルが勝利した。

この結果、AZ、ウェストハム、フィオレンティーナ、バーゼルの4クラブが準決勝進出を決めた。なお、準決勝は1stレグが5月11日、2ndレグが5月18日に開催される。

◆ECL準々決勝2ndレグ
▽4/20(木)
ウェストハム 4-1(AGG:5-2) ヘント
フィオレンティーナ 2-3(AGG:6-4) レフ・ポズナン
AZ 2-0(PK:4-2) アンデルレヒト
ニース 1-2(AGG:3-4) バーゼル

◆ECL準決勝組み合わせ
フィオレンティーナ vs バーゼル
ウェストハム vs AZ

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