インテルがエンポリGKヴィカーリオに関心、CL出場権逃せば1年でオナナ売却も？

写真：Getty Images

インテルがエンポリのイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオ(26)に関心を寄せているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

23日のセリエA第31節でエンポリとのアウェイゲームに臨んだインテルはベルギー代表FWロメル・ルカクの2ゴールなどで3-0と完勝し、6試合ぶりの白星をゲット。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に望みを繋いだ。

その裏で首脳陣は試合前にエンポリ首脳陣と対戦相手のとある選手について立ち話。その選手こそヴィカーリオだ。

ヴィカーリオは1年レンタルで加入した昨季のエンポリでセリエA全38試合にフルタイム出場を果たしたなか、保有元のカリアリがセリエB降格となり、今季から完全移籍。現在は負傷離脱中で、今回のインテル戦には出られなかったが、今季も24節までは全試合でプレーしていた。

インテルは来季以降の正GK候補としてヴィカーリオをリストアップ。現在は昨夏に加入した元カメルーン代表GKアンドレ・オナナ(27)が正GKだが、来季のCL出場権を確保できなかった場合は財源確保のために売却を余儀なくされるようで、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーから関心が寄せられるなか、4000万ユーロ(約58億9000万円)以上で売却を容認する見込みとのことだ。

その一方で、ヴィカーリオも今夏のビッグクラブ移籍を模索しているとされ、エンポリが要求する2000万ユーロ(約29億5000万円)は財政難に苦しむインテルでも手が届く金額だという。オナナの売却益を活用するプランのようだ。