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J30周年記念ベストイレブンを一足先に予想/六川亨の日本サッカーの歩み

超ワールドサッカー / 2023年4月24日 17時0分

写真:©︎CWS Brains, LTD.

Jリーグは今年で30周年という節目の年を迎える。そこで、これまでの30年を回顧する「J30ベストアウォーズ」を開催することを発表。30年の歴史の中から「MVP」、「ベストイレブン」、「ベストマッチ」、「部門別ベストゴール」、「ベストシーン」などをファン・サポーターの投票をもとに決める。すでに投票は4月21日に締め切られ、結果発表は5月15日(月)のJリーグの日を予定している。

そこで今週は、一足早く「ベストイレブン」を個人的に予想してみた。規定によるとGK1名、DF3名、MF3名、FW1名の8名で、その他として3名に、外国籍選手は5名までとなっている。

参考までに10年前の2013年の20周年記念では、次の11名が歴代ベストイレブンに選出されている。GK川口能活、DF松田直樹、中澤佑二、井原正巳、MF遠藤保仁、中田英寿、中村俊輔、名波浩、FW三浦知良、中山雅史、ドラガン・ストイコビッチである。まあ順当な結果と言っていいだろう。

さて30周年である。GKは631試合出場と歴代2位の記録を持つ楢﨑正剛(横浜F、名古屋)にした。川口とは代表でもライバル関係だったが、出場試合数の多さで楢﨑を選出した。空中戦に強く、冷静沈着なGKだった。

DFは3BKということで、強さと高さを基準に選んだ。中澤(横浜FM)はJ1通算593試合出場(歴代3位)という“鉄人”でもある。彼とコンビを組むのはベストイレブン選出9回の田中マルクス闘莉王(浦和など)だ。この2人なら、敵の攻撃を跳ね返す強さがある。そしてもう1人は、危機察知が高くカバーリングに優れている井原(横浜Mなど)を選出した。この3人なら、守備はもちろんセットプレーでも得点力を期待できるだろう。

MFは3人という狭き門である。やはりJ1リーグ672試合出場でベストイレブンにも12回選出されている遠藤(G大阪など)は外せない。そして中村は中村でも憲剛を推薦したい。川崎F一筋でチームを牽引し、数々のタイトルをもたらした。ベストイレブンにも11回選出されている。最後の1人は悩んだ。ベストイレブン選出6回で、通算525試合出場(歴代7位)の小笠原満男(鹿島)か、ベストイレブン選出4回ながら通算590試合出場(歴代4位)の阿部勇樹(浦和など)にするか。2人ともチームにタイトルをもたらしたし、守備的なポジションでもプレーできる。そこで“高さ”という武器のある阿部を選択した。

FWは1名ということで選択肢は限られるが、歴代最多191ゴールの大久保嘉人(川崎Fなど)を選出した。そして「その他3名枠」でFWとして、いまなお現役のレジェンド三浦知良(V川崎など)、選手として天皇杯、監督としてJ1リーグのタイトルをもたらしたピクシーことストイコビッチを推薦したい。左FWにカズ、右FWにピクシーが入り、中央に大久保という布陣で、中盤には中村憲剛や遠藤というパサーもいるだけに、攻撃力はかなり高いのではないだろうか。

その他3名枠がもう1枠あるが、小笠原でもいいし、中山雅史(磐田など)やジーコ(鹿島)でも、それぞれが好みの選手を選べばいいだろう。今年の柏戦で17年連続J1ゴールを記録して小笠原と並んだ興梠慎三(浦和など)は現在165ゴールで歴代2位の記録を更新中だ。あと26ゴールで大久保と並ぶが、彼も「記録に残る選手」になることは間違いないだろう。


【文・六川亨】

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