代表190ゴールのシンクレアが先制弾のポートランド、杉田妃和がボール奪取で追加点の起点に！アシスト付かずも直前スルーでお膳立て

写真：Getty Images

ポートランド・ソーンズFCでプレーするなでしこジャパンのMF杉田妃和が追加点を演出した。

アメリカ、ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)第4節でポートランドは22日にレーシング・ルイビルFCとアウェイで対戦。2-0で勝利を収めた。

開始早々の2分にカナダ女子代表FWクリスティン・シンクレアが先制点を挙げたポートランド。前年のリーグ女王は以降も攻勢を強めると、杉田の守備を起点として前半のアディショナルタイムに追加点を奪う。

敵陣中央で相手のパスを引っ掛けてショートカウンターへ転じると、左ポケットを取ったFWソフィア・スミスの折り返しをニアサイドで杉田がスルー。背後へ顔を出したFWモーガン・ウィーバーが蹴り込んだ。

味方と挟み込んでボール奪取に繋げた杉田の守備を、実況もオンタイムで「ナイスプレー」と評価。この日は58分までのプレーとなったが、開幕戦ではゴールも決め、今季も3試合の先発出場を含む全試合に出場中と、今季も存在感を放っている。

なお、先制点を挙げたシンクレアはNWSLでの通算得点を「60」とし、同節にゴールを挙げたNJ/NYゴッサムFCのアメリカ女子代表FWリン・ウィリアムズと並んでリーグ歴代2位に(1位は現在チェルシー所属のFWサマンサ・カーで77得点)。代表では男女通じて世界最多となる190ゴールをマークしているストライカーが、また1つ数字を積み上げている。

【動画】杉田妃和が自身の守備を起点にスルーで味方のゴールをお膳立て