「現時点で彼はいない」アーセナル痛恨、サリバはシティ戦間に合わず…ジャカは「疑問は残る」と不透明

写真：Getty Images

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、フランス代表DFウィリアム・サリバの状態に言及した。クラブ公式サイトが伝えた。

プレミアリーグで首位に立つアーセナル。2位のマンチェスター・シティとの勝ち点差は「5」だが、消化試合数が2試合多い状況。そのため、26日に行われる直接対決が優勝に向けて大きな一戦となる。

アーセナルはこの3試合連続でドロー、リバプール、ウェストハムには2点差を追い付かれて、サウサンプトン相手にはミスから早々に2失点し、最後に2ゴールを意地で奪って追いつくという展開だった。

急速に下降線を辿っているアーセナルだが、その要因の1つとされているのが最終ラインの人員不足。センターバックとしてチームを支えていたサリバが予想以上に長い離脱となっており、現在5試合欠場中。サイドバックのバックアッパーであった日本代表DF冨安健洋も手術を受けて今シーズン絶望となり、最終ラインが手薄となっている。

そんな中、迎えるシティ戦に向けた記者会見でサリバについて言及。間に合わなかったと明かした。

「彼にとって残念なことだが、本当の意味での回復は見られていない。だから我々はまだ待っている状態だ」

「ただ、1週間が経過し、彼はチームと一緒にトレーニングすることができなかった」

ケガについては「その説明はドクターに任せる」と語ったアルテタ監督。シーズン終了までに間に合うか？という質問にも答えた。

「現時点で彼はいない。我々は、彼なしでこの試合と次の試合の準備をする」

「明らかにそれでも早すぎると思っている。今のところは、毎週見守らなければいけない」

なお、サウサンプトン戦の当日に体調不良となったスイス代表MFグラニト・ジャカについては「グラニトは休んでいる」とコメント。「うまくいけば、今日もトレーニングに参加できるだろうが、疑問は残る」とし、状態を見極めてシティ戦での起用を考えるとした。