「自分たちに集中」シティとの大一番控えるアーセナル、アルテタ監督が意気込む「チャンピオンになりたければ勝たなければ」

写真：Getty Images

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、優勝を争うマンチェスター・シティとの大一番に意気込んだ。クラブ公式サイトが伝えた。

プレミアリーグで首位に立つアーセナル。2位のシティとの勝ち点差は「5」だが、消化試合数が2試合多い状況。そのため、26日に行われる直接対決が優勝に向けて大きな一戦となる。

アーセナルはこの3試合連続でドロー、リバプール、ウェストハムには2点差を追い付かれて、サウサンプトン相手にはミスから早々に2失点し、最後に2ゴールを意地で奪って追いつくという展開だった。

19年ぶりのプレミアリーグ優勝へのプレッシャーからか、優勝はおろか優勝争いすらしたことがない選手がほとんどのチーム。その中で、多くのプレッシャーがかかっているという見方がある。

アルテタ監督は、自身の古巣でもあるシティとの大一番を前にコメント。シティのクオリティの高さを理解しながらも、自分たちにしっかりと集中して戦っていくことが大事だとした。

「明らかに我々は彼らの脅威だけでなく、彼らの弱点にも取り組んできた。彼らがどこにいるかも分かっている」

「シティの問題は、GKから始まるということ。選手1人1人のコントロールが必要だ」

「でも、我々は自分自身に集中している。我々は彼らが何をしたいのか、何をしようとしているのかを知っており、彼らが様々なことができるのも知っている」

「ボックスの中に入ってプレーすること、ダイヤモンドを作ってプレーすること、3人でゲームを組み立てること、片側のサイドを非対称にすること、右から1人抜いてダイヤモンドにすること、(カイル・)ウォーカーを高い位置に置くことだってできる」

「彼らは多くのことをやってのけるだろう。それに適応しなければいけない。だから、自分たちが望むようなゲームをするために、ある原則に集中する必要がある」

今シーズンはシティとFAカップで対戦して敗戦。リーグ戦ではホームに迎えた中で、1-3で惨敗していた。

3度目の対戦となる中、アウェイでの勝利が非常に重要だと語るアルテタ監督。シティの戦いに対応することも大事だが、自分たちがやってきたことを信じ、力をしっかりと発揮することが優勝への道だとした。

「我々はもっと自分たちに集中しなければいけない。でも、我々はまだ彼らが何をできるかを理解する必要がある。その変更に備えなければならない。彼らは最初の20分、ハーフタイム、最後の20分で実行できる」

「本当に準備をしなければいけない。ただ、これでは彼らの動きに常に適応するためにエネルギーを費やすことはできないし、我々はどのように彼らに問題を引き起こすことができるか。我々の強みに焦点を当てなければいけない」

「タフな夜であり、チャレンジとなるだろう。でも、この機会は我々にとって素晴らしいものになる。プレミアリーグで優勝したいのなら、スパーズのところへ行って彼らを倒さなければいけないことは、最初からわかっていた」

「チェルシーに行き、彼らを倒さなければならなかった。ホームを離れてアウェイに行き、彼らを打ち負かさなければいけなかった。これが我々がやってきたことだ。そして、ここに我々がいる理由だ」

「今はシティに行かなければいけない。彼らを倒さなければいけない。チャンピオンになりたければ、それらの試合に勝たなければいけない。それは同じくらいシンプルなことだ」

今季のビッグ6との対戦成績は5勝1分け2敗。アウェイで敗れたのはマンチェスター・ユナイテッド戦のみ。しっかりと、優勝に近づく勝利を収められるか注目だ。