今や5位のビラ、V字回復ぶりがすごい！ エメリ就任後の獲得勝ち点はあのアーセナルに次ぐ2位

写真：Getty Images

アストン・ビラの巻き返しぶりが見事だ。

今季のプレミアリーグ開幕から11試合で2勝3分け6敗の17位に沈み、昨年10月に発足2年目のスティーブン・ジェラード体制に終止符を打ったビラ。そうして招かれたのがウナイ・エメリ監督だったが、ビラはそれからというもの、驚異的なV字回復を遂げている。

アーセナル時代以来のプレミアリーグ挑戦となるエメリ監督は初陣の第15節でマンチェスター・ユナイテッドとの敵地戦を3-1の白星で飾り、直近に行われた第33節のフルアム戦も1-0で勝利。就任から20試合を戦って、13勝3分け4敗の勝ち点42を稼ぎ出している。

直近でもトップ4争うニューカッスル・ユナイテッドを0-3で下したりと10試合で8勝2分けの負け知らず。データ提供会社『Opta』によると、エメリ初陣から上積む13個の勝ち星は19年ぶりの優勝に突き進むアーセナルに並び、獲得ポイント数も彼らに次ぐようだ。

その歩みにより、今や残留争いから完全に縁遠い存在となるビラはフルアム戦の勝利で勝ち点を「54」に。上位と比較して消化試合数が多いものの、トッテナムを抜いて5位にまで浮上し、3位のニューカッスルと4位のユナイテッドにも5ポイント差まで迫っている。

残る5試合ではユナイテッド、ウォルバーハンプトン、トッテナム、リバプール、ブライトン＆ホーヴ・アルビオンといった一筋縄ではいかない相手との対戦を多く残すが、ここも今の調子で乗り切るようだと、来季の欧州カップ戦出場が見えてくるかもしれない。