【J1注目プレビュー|第10節:神戸vs湘南】カギは中盤の攻防、恐れず攻撃を仕掛け続けられるのはどちらか

写真：©︎CWS Brains, LTD.

【明治安田生命J1リーグ第10節】
2023年4月29日(土)
14:00キックオフ
ヴィッセル神戸(1位/19pt) vs 湘南ベルマーレ(11位/11pt)
[ノエビアスタジアム神戸]

◆自信を失わず攻撃あるのみ【ヴィッセル神戸】

前節は王者の横浜F・マリノスをホームに迎えた一戦。今持つ力をぶつけた中でしっかりとアグレッシブでダイナミックさを見せつけたが、結果は2-3で敗戦となった。

戦えた部分は多く、勝利する可能性もあった中での結果は出なかった。ただ、落胆する必要はないだろう。他会場の結果もあり首位はキープ。自信を持って、このまま突き進んでいきたい。

攻撃陣も調子が悪いわけではない。汰木康也、大迫勇也とゴールを重ね、3点目も決めかけていた。ただ、その後に3連続失点。横浜FMのファインゴールもあった中で、悔しさも残ったはずだ。

その思いを今節はどう結果に結びつけるか。強度の高いサッカーを見せつけ、ゴールにしっかりと迫っていきたいところ。攻撃力を見せつけたいが、ポイントとなりそうなのはMF齊藤未月の不在。アンカーのポジションでチームの好調を支えてきたが、契約の関係で出場できず。バランスがどう変わるのかがポイントだ。

★予想スタメン[4-3-3]
GK:前川黛也
DF:酒井高徳、山川哲史、本多勇喜、初瀬亮
MF:山口蛍、大﨑玲央、井出遥也
FW:武藤嘉紀、大迫勇也、汰木康也
監督:吉田孝行
契約上出場不可：齊藤未月

◆恐るることなかれ、見せろ湘南スタイル【湘南ベルマーレ】

前節は名古屋グランパスとの一戦。好調の相手に2点を先行される展開となったが、PKで追いつき2-2のドローとなった。

話題となったVARチェックのおかげという見方もできるが、今シーズンの湘南は一味違う。防戦一方になることはなく、むしろ相手陣内でプレーを続けるチームに変貌を遂げ、攻撃面でも期待値が高まっている。

実際に堅守の名古屋からPK含みでも2ゴールを奪っており、追いつく力も手にしている。ハイラインを敷き、即時奪回からのショートカウンターで仕留められるか。神戸とは中盤の攻防がカギを握りそうだ。

惜しむらくは名古屋戦のウォーミングアップ中に小野瀬康介が負傷、試合中にタリクが負傷したこと。攻撃面で違いを出せる2人を欠くことがどう影響を与えるのか注目だ。

★予想スタメン[3-3-2-2]
GK:ソン・ボムグン
DF:舘幸希、大岩一貴、杉岡大暉
MF:石原広教、永木亮太、中野嘉大
MF:山田直輝、平岡大陽
FW:町野修斗、阿部浩之
監督:山口智