【J1注目プレビュー|第10節:横浜FMvs名古屋】Jリーグ屈指の“ホコタテ”対決、上位3チームの連戦で抜け出すのは？

写真：©︎CWS Brains, LTD.

【明治安田生命J1リーグ第10節】
2023年4月29日(土)
15:00キックオフ
横浜F・マリノス(3位/17pt) vs 名古屋グランパス(2位/18pt)
[日産スタジアム]

◆首位への道を切り拓け【横浜F・マリノス】

前節は首位のヴィッセル神戸との一戦。昨シーズン優勝を決めた地での試合となったが、相手に2点を先行されるまさかの展開に。しかし、その後にしっかりと3ゴールを記録。見事に逆転勝利を収めた。

序盤で躓きを見せてしまったが、気がつけば3位に位置。混戦状態の上位争いの中で、1つ抜け出して行きたい中で、2位の名古屋との試合となる。

上位連戦で勝ってこそ、果たせなかった連覇が見えてくる。相手は堅守を見せている名古屋だが、こちらの矛の破壊力は増すばかりだ。

エースであるアンデルソン・ロペスが好調。前節もゴールを決めて単独トップの7得点。チームを引っ張る姿は今季も健在だが、堅守を相手にしっかりとネットを揺らせるか注目だ。

★予想スタメン[4-3-3]
GK:一森純
DF:山根陸、畠中槙之輔、角田涼太朗、永戸勝也
MF:喜田拓也、マルコス・ジュニオール、渡辺皓太
FW:水沼宏太、アンデルソン・ロペス、エウベル
監督:ケヴィン・マスカット

◆ベースは堅守、ただ攻撃もある【名古屋グランパス】

前節はホームに湘南ベルマーレを迎えての一戦。難しい判定もあった中、2点リードを追い付かれてのドローとなった。

首位浮上のチャンスもあった中でのドローは失意もあったが、それでもリーグ戦6戦無敗。良い形で序盤戦を戦っている。

ただ、ここで横浜FM、そして神戸と上位連戦。思い出されるのは2021シーズンだろう。今以上の堅守で9戦連続クリーンシートという偉業を成し遂げていたものの、川崎フロンターレに0-4の惨敗を喫した。歯が立たなかったと言える。

攻撃に特徴のあるチームに堅守が通用しなかった訳だが、今節の相手も攻撃を磨いている横浜FM。ただ、今シーズンの名古屋は一味違う。キャスパー・ユンカーの加入により攻撃が活性化。サイド攻撃を含めてゴールも奪えるようになった。

まずはしっかりと横浜FMの攻撃を封じること。そして、守るだけでなくゴールも奪えるところを見せつけ、首位を狙う。

★予想スタメン[3-4-3]
GK:ランゲラック
DF:野上結貴、中谷進之介、藤井陽也
MF:森下龍矢、稲垣祥、米本拓司、和泉竜司
FW:マテウス・カストロ、キャスパー・ユンカー、永井謙佑
監督:長谷川健太