ユナイテッドがケイン獲得熱望も…トッテナム会長は断固阻止の構え

写真：Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドはイングランド代表FWハリー・ケイン(29)の獲得を望むも、トッテナムに売却の意思はないようだ。

今季から就任したエリク・テン・ハグ監督の下で、プレミアリーグ4位につけるユナイテッド。目標としていたトップ4の確保に近づきつつあり、EFLカップ(カラバオカップ)では優勝を果たすなど上々の成績を残している。

クラブは来シーズンにさらなる飛躍を遂げるべく、今夏の移籍市場で本格的な9番タイプの選手獲得を模索。その筆頭候補は、かねてより関心を寄せているケインと報じられている。

今季もプレミアリーグで24ゴールと申し分ない成績を残すケインだが、チームは安定した結果を残せず今季も無冠が決定。3月にはアントニオ・コンテ監督が選手やクラブ上層部への怒りをぶちまけて契約解除になるなどクラブは混迷を深めており、今夏にケインがメジャータイトルを求めて移籍を希望する可能性はあると伝えられる。

しかし、イギリス『デイリー・メール』によると、トッテナムの会長であるダニエル・レヴィ氏は、ケインの放出を断固として阻止する構えとのことだ。クラブは絶対的なエースに1億ポンド(約171億円)以上の移籍金を設定しており、現在のところ減額などには応じない姿勢だという。

一方のユナイテッドもケイン獲得を熱望しているものの、レヴィ会長とのタフな交渉までは望まないとのこと。獲得が難航しそうな場合には、ナポリのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(24)、ユベントスのセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチ(23)に関心を移すようだ。