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J史上初の女性審判団担当となった横浜FMと名古屋の上位対決、前後半で主導権が変わりドローに終わる【明治安田J1第10節】

超ワールドサッカー / 2023年4月29日 17時5分

明治安田生命J1リーグ第10節、横浜F・マリノスvs名古屋グランパスが29日に日産スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。

リーグ3位の計17得点と攻撃力が魅力の3位・横浜FMに対し、リーグ最少の5失点と堅守の2位・名古屋。前節は2点のビハインドを跳ね返し、ヴィッセル神戸に逆転勝ちを収めた横浜FMは松原健がリーグ戦5試合ぶりに先発に復帰し、名古屋は酒井宣福がリーグ戦初スタメンを飾った。

Jリーグ史上初となる山下良美主審、坊薗真琴副審、手代木直美副審の女性審判団(※第4の審判は中村太氏)が担当する試合としても注目を集めた上位対決は、名古屋は主導権を握って進める。

8分には右のハイサイドでFKを獲得し、意表を突いたマテウス・カストロのアウトサイドでのクロスに藤井陽也が合わせ、こぼれ球を永井謙佑がボレー。これで得たCKからもサインプレーを駆使して稲垣祥がミドルと、攻勢を強める。さらに相手のビルドアップを引っ掛けてマテウスのクロスを酒井が触れば1点という場面を作り出すが、ここは横浜FMも喜田拓也が見事なカバーリングを見せた。

ボックス内でマテウスが角田涼太朗に倒されたシーンではノーマルフットボールコンタクトと判断されたか、笛は吹かれなかったが、25分には永井がスピードを生かして左サイドを爆走して折り返すなど、名古屋は前線からのはめ込みとリトリートからの速攻を巧みに使い分ける。

人を見る名古屋の守備に手を焼く横浜FMは29分に中央突破からマルコス・ジュニオールがシュートを放つも、勢いなくGKランゲラックの手中に。36分にはエウベルがアンデルソン・ロペスとのダイナミックなパス交換でチャンスを作り、GKをかわすまでいったが、DFのカバーに遭ってフィニッシュまでは持ち込めない。

試合が動いたのは41分。中盤右で米本拓司が大きくサイドを変えるパスを送ると、森下龍矢は縦に運んでボックス内左まで侵入。ここでコースを変えてカットインすると、右足での見事なコントロールショットを右隅へと決めた。

ビハインドを負った横浜FMだったが、選手間の距離を広めにとった後半は反攻に転じる。63分には3枚替えを決行し、さらに攻勢を強めると、同点弾は72分に生まれる。

途中出場のヤン・マテウスが密集の中でも強気の縦パスをボックス内左の西村拓真へ通すと、対処されたボールをエウベルが回収してグラウンダーの折り返し。喜田が今季初ゴールとなる左足でのシュートを流し込んだ。

終盤はガス欠気味となり、奪いどころが定まらなくなった名古屋は84分に高い位置で藤井陽也がボールを失い、冷や汗をかく。ただ、3月に日本代表に選出されたばかりの22歳は、藤田譲瑠チマのシュートに対して決死のシュートブロックでミスをカバー。事なきを得る。

攻勢の続く横浜FMに対し、最終盤には名古屋もセットプレーから勝ち越しを狙ったが、互いに次のゴールは生まれず同点のままタイムアップ。勝ち点1を分け合っている。

横浜F・マリノス 1-1 名古屋グランパス
【横浜FM】
喜田拓也(後27)
【名古屋】
森下龍矢(前41)

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