ベンゼマがハットトリック達成！マドリーがアルメニアを下し、中2日でのソシエダ戦へ弾みつける《ラ・リーガ》

写真：Getty Images

レアル・マドリーは29日、ラ・リーガ第32節でアルメニアとホームで対戦し4-2で勝利した。

前節のジローナ戦で公式戦5試合ぶりの黒星を喫した2位マドリー(勝ち点65)。中2日でレアル・ソシエダとの大一番が控える中、アンチェロッティ監督はジローナ戦から先発を6人変更。アセンシオやバルベルデ、モドリッチ、GKルニンらに代えて、ベンゼマ、セバージョス、チュアメニ、GKクルトワらが起用された。

前節のヘタフェ戦で3試合ぶりの白星を飾った15位アルメニア(勝ち点33)に対し、立ち上がりから攻勢に出るマドリーは早い時間にスコアを動かす。5分、ミリトンのロングフィードを左サイドで受けたヴィニシウスがメンデスをかわしボックス左深くに侵入。折り返しを最後はベンゼマが流し込んだ。

幸先よく先制したマドリーは、17分にもセバージョスのパスでボックス右深くに侵入したロドリゴがサムエル・コスタをかわしマイナスに折り返すと、ベンゼマがダイレクトシュートをゴールに突き刺した。

前半半ば以降も主導権を握るマドリーは41分、ベンゼマとのパス交換からボックス右深くに侵入したルーカス・バスケスがラマザニに倒されてPKを獲得。このPKをベンゼマがゴール右隅に沈めて、ハットトリックを達成した。

このまま前半終了かと思われたが、マドリーは一瞬の隙から失点する。前半アディショナル1分、右クロスの流れたボールを逆サイドで拾ったアキエメがボックス内へパス。これを受けたラマザニの折り返しをフリーでゴール前に走り込んだラザロが難なくゴールに流し込んだ。

迎えた後半もマドリーは開始早々にスコアを動かす。47分、セバージョスのパスをペナルティアーク右横で受けたロドリゴが反転から右足一閃。強烈なシュートがゴール右上に突き刺した。

開始早々にリードを広げたマドリーだったが、62分に不用意なミスから再び1点を返される。自陣ボックス内でパスカットを許すと、ポルティージョの右クロスを走り込んだロベルトーネにヘディングで叩き込まれた。

マドリーは直後の63分にルーカス・バスケスの右クロスをゴール前に抜け出したロドリゴがヘディングで流し込んだが、これはオフサイド。さらに65分にも、ベンゼマのパスでゴール前に抜け出したロドリゴが決定機を迎えたが、ループシュートは相手GKに弾かれゴール右に外れた。

互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。それでもマドリーは79分、ボックス内に侵入したベンゼマが飛び出したGKに倒されてPKを獲得。しかし、オンフィールドレビューの末に直前のベンゼマのエリーに対するファウルを取られ、PKは取り消された。

その後もマドリーは87分にベンゼマが左ポスト直撃のシュートを放つなど危なげない試合運びで快勝。きっちりバウンスバックに成功し、ソシエダとの上位対決に弾みをつけた。