ナポリ指揮官、スクデット持ち越しも前向き 「目的地に辿り着くまでの長旅を楽しむ」

写真：Getty Images

歓喜の瞬間がお預けのナポリだが、ルチアーノ・スパレッティ監督は前向きだ。

4月30日のセリエA第32節でサレルニターナをホームに迎え撃ったナポリ。同節に2位のラツィオが敗れたことで、サレルニターナに勝てば33年ぶりのスクデット獲得だったが、1-1の84分に追いつかれ、次節以降の持ち越しが決まった。

あと数分のところでセリエA優勝に待ったのスパレッティ監督だが、クラブ公式サイトによると、気丈に振る舞った。

「我々は全員にふさわしい夢を追っているところ。まだすべきことがあり、最後の追い込み準備もできている。あと一歩のところまできているし、必要なポイントを掴むために求められることをやる」

「今日は感情や心理の部分にパフォーマンスが引っ張られてしまった。だが、フィニッシュラインに辿り着くだろうし、引き分けでさえも重要なものになりうる」

「ナポリがスクデットを獲得するのを目にするのはプレーぶりを見ても喜びだし、さぞかし爽快なものになるはず。最後の詰めはいつだって一番難しいが、目的地に辿り着くまでの長旅を楽しむとする」

また、「応援する人、素晴らしいファンに我々の力を示すために全力で頑張る。彼らはそれに値するし、一緒に夢を叶えるためにすべてを尽くす」とも語っている。