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復調傾向のルカク、熱望するインテル残留のため必要な3つの条件とは?

超ワールドサッカー / 2023年5月2日 11時38分

写真:Getty Images

チェルシーからレンタル加入中のベルギー代表FWロメル・ルカク(29)が来季もインテルに残るには、3つの条件を満たす必要があるようだ。

今シーズン、チェルシー移籍からわずか1年でインテルにレンタル移籍で復帰したルカク。しかし、ケガによる長期離脱の影響もあり出遅れると、セリエAで24ゴールを挙げてチームをスクデットへ導いた2020-21シーズンの活躍を見せられない日々が続いた。

こうした選手のパフォーマンスもあり、インテルは当初ルカクを買い取らずチェルシーに返却する方針を決定。しかし、インテル残留を熱望するベルギー代表FWはリーグ戦直近4試合で2ゴール4アシストとここに来て真価を発揮しつつあり、クラブは扱いを再考しているという。

一方で、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ルカクが来季もインテルでプレーするには3つの条件を満たす必要があるとのことだ。

1つ目は、来季からチェルシーの指揮官就任が濃厚とされるマウリシオ・ポチェッティーノ氏が、ルカクの残留を望まないこと。指揮官がベルギー代表FWを信頼する姿勢を示した場合、チェルシーが放出を拒む可能性がある。

2つ目は、インテルが来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得すること。現在はセリエAで4位につけ、CL準決勝進出も果たしているが、今後の結果によってCL出場権を逃せば、財政的な理由によりルカクの維持は困難になる。

3つ目は、チェルシーとルカクが条件面で大幅に譲歩すること。昨夏には800万ユーロ(約11億円)のレンタル料が発生したが、財政難に苦しむインテルは再レンタルに際してさらなる減額を希望している。また、ルカクが今季受け取る1100万ユーロ(約16億円)の年俸も大きな負担になっていることから、こちらも選手が減俸を受け入れる必要があるようだ。

上記の条件すべてを満たした場合のみ、インテルは今夏の再レンタルを希望すると報じられており、いずれにしてもルカクの去就が決定するのはシーズン終了を待ってからになるだろう。

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