クロップ、FAに起訴される…スパーズ戦後の主審批判を巡り

写真：Getty Images

イングランドサッカー協会(FA)がリバプールのユルゲン・クロップ監督を起訴した。

30日のプレミアリーグ第34節でトッテナムを相手に4-3で劇的に制したリバプールだが、クロップ監督はジャッジを巡り、審判団とひと悶着。後半アディショナルタイムの劇的な決勝弾が飛び出した際、自身のハムストリング負傷で未遂に終わったが、第4審を煽ろうとダッシュし、試合後に主審のポール・ティアニー氏に不満を口にした。

この試合後の発言を問題視したイギリス審判協会(PGMOL)は指揮官の一部主張である主審の不適切発言を真っ向否定。そして、このたびのFAも試合後インタビューでの審判に対する発言を不適切なものとして、調査開始を明らかにしている。

「試合後のメディアインタビューにおける監督の審判に向けたコメントは偏見を感じさせるもの、レフェリーの誠実さを疑うもの、個人的かつ攻撃的なもの、試合の評判を落とすものなどの点で、不適切な行為である」

なお、5日までの返答が求められるクロップ監督は3日に行われる第28節延期分のフルアム戦に向けた会見で、「冷静になろうとしたが、なれなかった」としつつ、「いくつかの発言は口にすべきものではなかったが、嘘ではない」と話している。