ブライトンが後半ラストプレーのPK弾でユナイテッドにリベンジ! フル出場三笘薫は攻撃牽引も決定力課題に《プレミアリーグ》
超ワールドサッカー / 2023年5月5日 6時12分
プレミアリーグ第28節延期分、ブライトンvsマンチェスター・ユナイテッドが4日にアメックス・スタジアムで行われ、ホームのブライトンが1-0で勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫はフル出場した。
ブライトンは前節、一部主力を温存した中でウォルバーハンプトンに今季最多6ゴールを奪って大勝。公式戦連敗をストップした。FAカップで屈した因縁の相手にリベンジを狙った8位のチームは、前節から先発4人を変更。三笘やカイセド、マク・アリスターら主力が復帰した一方、グロスとフェルトマンが共に負傷でベンチ外となった影響で右サイドバックにカイセドがスクランブル起用となった。
一方、3位のニューカッスルと2ポイント差で4位に位置するユナイテッドは、前々節のトッテナム戦のドローで連勝がストップ。だが、前節は絶好調のアストン・ビラを1-0で破り、きっちりバウンスバックに成功した。難敵相手の連勝で3位浮上を狙ったアウェイゲームでは先発4人を変更。マラシアとエリクセン、サンチョ、ザビッツァーに代わってワン=ビサカ、フレッジ、マルシャル、アントニーが起用された。
FAカップ準決勝から約10日ぶりの再戦となった一戦は、立ち上がりから互いに決定機を作り合うオープンな展開に。まずは2分、ブルーノ・フェルナンデスの絶妙なスルーパスに抜け出したアントニーに決定機が訪れるが、得意の左足シュートを枠に飛ばせない。
この直後にはシーガルズの日本代表に大きな見せ場。相手の後方でのボール回しの局面でDFリンデロフからDFワン=ビサカのパスが短くなったところをインターセプト。そのままボックス左に持ち込んで右足のシュートを放ったが、ここはGKデ・ヘアの身体を張った顔面セーブに阻まれる。
さらに、三笘は13分にもボックス内でエンシソのパスを受けて得意の細かいステップでゴール前に切り込んでいくが、右足のシュートはうまくミートし切れずに枠の右へ。
立ち上がりの攻防を経て試合は、ボールを握りプレスをかいくぐって深い位置まで侵攻するブライトン、勇気を持った前からの守備とB・フェルナンデスのミドルレンジのパスで一気に局面を変えるユナイテッドという構図の下で見応えのある戦いを繰り広げていく。
その中でブライトンは巧みにボールを動かしてボールを前進させるものの、カウンターや崩しの局面での細かいミスが目立って決定機まで持ち込めない。対するユナイテッドは回数は多くないが、スピーディな攻撃で幾度かアタッカー陣がボックス内に良い形で侵入。ラッシュフォードやマルシャルに決定機が訪れたが、GKスティールの見事なファインセーブに阻まれた。
前半終盤はブライトンもエンシソ、ブオナノッテの若きアタッカーの果敢なプレーで押し返し、ほぼイーブンな状況で試合は0-0のまま後半に突入。
前半終盤の流れを継続して押し気味に入ったデ・ゼルビのチームは、三笘に続けて見せ場。まずは55分、ダロトの不用意な横パスをカットした背番号22はそのままボックス内に持ち込むが、うまく相手守備にプレーを制限された結果、左足で強引に放ったシュートは枠外に。続く57分には最後尾からのフィードに抜け出してボックス内でのフィニッシュを試みるが、今度は右足アウトにかけて狙ったシュートはGKデ・ヘアに難なくキャッチされた。
後半に入って守勢を強いられたユナイテッドだったが、後半半ばを迎えてようやく決定機を創出。68分、ボックス左でボールを受けたB・フェルナンデスが鋭い右足のシュートを枠に飛ばすが、ここはGKスティールのビッグセーブに阻まれた。
その後、75分を過ぎて両ベンチが動く。押し切りたいブライトンはすでに投入したマーチに加え、ウンダブとコルウィルを同時投入。この交代でカイセドが中盤に上がり、ウェブスターが右サイドバックにスライド。
一方、より流れを変えたいユナイテッドはアントニーとフレッジ、さらにマルシャルを下げてザビッツァー、サンチョ、ヴェグホルストをピッチへ送り込んだ。
一連の交代後も主導権を渡さないブライトンは、試合終盤にかけて猛攻を仕掛けていく。だが、マーチやマク・アリスター、エストゥピニャンらの再三の際どいシュートは相手守護神デ・ヘアの圧巻のショットストップに阻まれ続ける。
しかし、攻め続ける姿勢が幸運を引き寄せたか、今季ここまで幾度となく被害を被ってきたVARが劇的展開をもたらすことに。
ほぼラストプレーとなったセットプレーの波状攻撃は防がれたものの、クロス対応の際にDFショーのハンドがあったとしてオンフィールド・レビューが行われると、アンドレ・マリナー主審は土壇場でホームチームにPKを与える。
そして、このプレッシャーがかかるPKをキッカーのマク・アリスターがゴール左上隅の痛快なコースに突き刺し、99分の先制ゴールとした。
この直後に試合はタイムアップを迎え、PK戦に泣いたFAカップのリベンジを土壇場のPK弾で果たしたブライトンがリーグ連勝を達成。2試合消化が多いトッテナムを抜いて6位に浮上した。一方、ブライトンにシーズンダブルを喫したユナイテッドは、3位浮上のチャンスを逃している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
首位の町田が東京Vとのダービーでシーズンダブル! 守護神・谷の再三好守でウノゼロ勝利【明治安田J1第23節】
超ワールドサッカー / 2024年7月14日 20時4分
-
C大阪が8戦無敗も粘りの10人東京Vに勝ち切れず…山見&レオ・セアラが共に2戦連発の痛み分け【明治安田J1第22節】
超ワールドサッカー / 2024年7月6日 20時50分
-
東京Vが横浜FMとのクラシコで意地のリベンジ! 山見大登ゴラッソなど前半2点を粘りの守備で死守【明治安田J1第21節】
超ワールドサッカー / 2024年6月29日 21時6分
-
トスンの劇的弾でチェコを下したトルコが2位でGS突破!【ユーロ2024】
超ワールドサッカー / 2024年6月27日 6時10分
-
オーストリアが3発で今大会初勝利!! レバンドフスキ登場のポーランドは痛恨2連敗
ゲキサカ / 2024年6月22日 2時59分
ランキング
-
1オリ・中嶋監督「現時点で1番弱いんじゃないですかね」 ここ6戦で零敗4度「どれだけ必死にやって…」
スポニチアネックス / 2024年7月17日 21時29分
-
2「面識のない女性を3対1で…」性的暴行で逮捕・佐野海舟容疑者「社会を知らない」と危惧していた父…直前に「プライベートも楽しむ」“意味深”投稿
NEWSポストセブン / 2024年7月17日 19時23分
-
3北勝富士が初白星 朝乃山の負傷を土俵下で目の当たりにし「僕も膝をケガをしている身として鳥肌が立った」
スポーツ報知 / 2024年7月17日 20時50分
-
4「あの格好で自宅から来たのか?」 大相撲中継、行司の背後に見え隠れする“謎の男性”が話題
THE ANSWER / 2024年7月17日 19時33分
-
5【阪神】2020年以来の巨人戦3カード連続負け越し決定 岡田彰布監督の大幅打順シャッフルも実らず
スポーツ報知 / 2024年7月17日 20時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)