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ジラルディーノが指揮官としてセリエA初挑戦へ! ジェノア会長が続投明言「彼なしで我々は何もできない」

超ワールドサッカー / 2023年5月8日 17時49分

写真:Getty Images

セリエBのジェノアを暫定的に率いるアルベルト・ジラルディーノ監督(40)がセリエAでも指揮を執ることになる。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

現役時代にイタリア代表として2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)で優勝メンバーとなったジラルディーノ監督。クラブキャリアではパルマやミラン、フィオレンティーナ、ジェノアなどでプレーし、通算231ゴールを叩き出した2000~10年頃のイタリアを代表する名ストライカーだ。

引退後はイタリア国内の下部リーグで指導者キャリアを開始し、昨年7月に古巣ジェノアへ帰還。当初はU-19監督だったが、ファーストチームを率いるアレクサンダー・ブレシン監督が昨年12月に解任されたことに伴い、シーズン終了までの暫定指揮官として後任を拝命する格好となった。

昨季のセリエAで19位に終わったジェノア。セリエBでの戦いとなった今季はブレシン監督解任時点で自動昇格圏と6ポイント差の5位だったが、ジラルディーノ監督就任後は第22節から2位をキープし、6日の第36節アスコリ戦で勝利した結果、2試合を残してセリエA昇格が決まった。

こうなると、残り2試合の契約となっているジラルディーノ監督の“指揮官としてのセリエA初挑戦”に期待したくなるところ。ジェノアのアルベルト・ザングリロ会長は昇格決定後に行われたイタリア『スカイ』のインタビューで、正式な指揮官として契約を結びなおすことを明言している。

「詰まるところ、彼がいなければ、我々は何もできなかったのだよ。若い選手たちのハートを掴み、最大限のパフォーマンスを引き出してくれたのさ。アルベルト・ジラルディーノと共にセリエAでも冒険を続けられることを嬉しく思う」

「セリエAに戻って、すぐに対等に戦えるか? 容易ではないだろう。何かしっかりとした軸が必要だ。国際レベルでも通用するような、新たな次元のチームを構築する必要がある。だが、我々はこれに必要な価値観を持っていると確信しているよ。ひとまずは残り2試合でセリエB優勝を掴みたい」

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