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ライス退団の可能性があるウェストハム、元アーセナルMFを後釜に?

超ワールドサッカー / 2023年5月9日 12時30分

写真:Getty Images

今夏の移籍市場でチームの心臓を失う可能性があるウェストハム。その後任には元アーセナルの選手を連れてくる可能性があるようだ。

今シーズンは残留争いに巻き込まれているウェストハム。デイビッド・モイーズ監督が率いるチームは、シーズン序盤から低調なパフォーマンスが続き、一時は5連敗と苦しい状況に。降格は免れられそうな状況だが、苦しいシーズンとなった。

上位フィニッシュを掲げて臨んだ中で、期待を裏切る形となったシーズンだが、今夏はキャプテンのイングランド代表MFデクラン・ライス(24)に退団の可能性がある。

2024年夏まで契約は残しているものの、高いレベルでのプレー、とりわけチャンピオンズリーグ(CL)に出場したいという思いが強いライスは、夢が叶わないウェストハムとの別れを検討しているとされる。

アカデミー出身ということ以外、引き留められる要素が全くないウェストハムに対し、アーセナルが本格的に獲得に動いている状況。ウェストハムが要求する移籍金も、契約が残り1年となる選手にしては高過ぎることとなり、来季残ってもフリーで手放すことになる可能性が高い。

そのウェストハムは、ライスの移籍に備えて後任候補をピックアップ。イギリス『The Athletic』によれば、マルセイユのフランス代表MFマテオ・ゲンドゥージ(24)の獲得に関心を寄せているという。

パリ・サンジェルマン(PSG)のアカデミー育ちのゲンドゥージは、ロリアンから2018年7月にアーセナルへと完全移籍。まだ無名の選手ではあったが、ウナイ・エメリ監督(現アストン・ビラ)は重宝していた。

しかし、ミケル・アルテタ監督が就任すると、試合中の振る舞いなどの問題があり序列が一気に低下。ヘルタ・ベルリン、マルセイユへとレンタル移籍を繰り返し、2022年7月に完全移籍している。

プレミアリーグでの経験もある中、今シーズンはリーグ・アンで30試合に出場し2ゴール4アシスト。優勝を争える位置におり、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場が叶う可能性もあるチームに貢献している。

現在のパフォーマンス、そして過去の経験からプレミアリーグでも問題なくプレーできると考えるウェストハムだが、マルセイユでの順風満帆のキャリアを捨てることを決断するだろうか。なお、2025年夏まで2年間の契約が残っている状況だ。

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