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伊藤が後半ATに劇的決勝弾!  交代で流れを変えた浦和が広島から逆転勝利【明治安田J1第11節】

超ワールドサッカー / 2023年5月31日 21時50分

写真:©︎CWS Brains, LTD.

31日、明治安田生命J1リーグ第11節延期分の浦和レッズvsサンフレッチェ広島が埼玉スタジアム2002で行われ、ホームの浦和が2-1で勝利した。

27日に行われた第15節の京都戦を2-0の勝利で終えた6位の浦和。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝直後のサガン鳥栖戦は0-2で落としたが、直近のリーグ戦3試合は無敗と立て直している。今回の広島戦では興梠がベンチスタートとなり、京都戦でJ1初ゴールを決めたホセ・カンテが先発で起用された。モーベルグも久々にスタメンに名を連ねた。

対する4位の広島は、第15節の湘南ベルマーレ戦で1-0の勝利を挙げ、連敗を「2」で止めた。早い時間帯に得た数的優位を効果的に活かすことはできなかったが、ドウグラス・ヴィエイラのPK弾で勝ち点3を得た。なかなか調子が上がらないが、浦和に順位をひっくり返されないためにも連勝が期待された。

先にチャンスを作ったのは浦和だった。6分、最前線に上がった伊藤に後方からのロングボールが通る。ボックス右角手前あたりからクロスを上げると、これにホセ・カンテが飛び込んだが、左足で放ったシュートは枠の右へと外れた。

広島もすぐさま反撃に出る。7分、東が左サイドをドリブルで駆け上がり、中央へクロス。ボックス内まで走り込んだ松本がニアサイドで合わせたが、こちらも枠にシュートを飛ばすことができなかった。

13分には、浦和がCKの流れから広島ゴールに迫る。ディフェンスに弾かれたボールを関根がボックス手前で拾うと、1人かわしてから左足で思い切ってシュート。勢いの良いボールが飛んだが、GK大迫がきっちりと抑えた。

一進一退の攻防が続くが、よりゴールに近づくのは浦和。21分、左サイド高い位置でボールを受けた関根がカットインから右足でシュート。これは住吉が体を張ってコースを変え、CKに逃れた。

31分、左CKからの広島の波状攻撃が浦和ゴールを襲う。一度は右サイドまでボールが流れたが、再び中央へクロスが送られる。荒木が競り勝つとボックス内でベン・カリファが反応。右足で放ったシュートはバウンドしてループ気味のボールとなったが、GK西川が必死に手を伸ばしてバーの上へと弾き出した。

広島の時間が続く。右ハーフスペースのボックス手前あたりで川村がファウルを受け、FKのチャンスを得る。野津田、川村、茶島の3人がボールの前に立ったが、キッカーを務めたのは野津田。左足で直接ゴールを狙ったが落ちきらず、シュートはバーの上を超えた。

その後も両チームともにサイドから打開を図るが、決定機を迎えられないまま前半が終了。スコアは0-0のまま試合を折り返すこととなった。

広島は後半頭から交代カードを切る。ベン・カリファに代えて切り札ドウグラス・ヴィエイラを投入する。

すると50分、いきなりその効果が出る。野津田から敵陣中央左サイドにいたドウグラス・ヴィエイラに縦パスが入ると、絶妙なフリックが川村に繋がる。そのままゴールへと向かっていき、カットインからボックス内に侵入。右足で放ったシュートはGK西川に止められたが、並走していた森島がこぼれ球をきっちり押し込み、広島が先制に成功した。

追いかける立場となった浦和は、56分に速攻からチャンスを作る。ホセ・カンテがハーフウェイライン手前でボールを収めると、右サイドを駆け上がったモーベルグにスルーパス。モーベルグが対峙した佐々木を振り切ってボックス内右から中央へクロスを送り、これに安居が飛び込んだが、住吉が身体を投げ出してクリアした。

この場面で安居とGK大迫の接触があり、大迫がピッチに倒れ込んでしまう。治療が行われ、控えの川浪も急ピッチでアップを進めたが、大迫はプレーを続行した。

浦和は67分に興梠、大久保、リンセンを入れて勝負に出る。直後の69分、右ハーフスペースのボックス手前でボールを受けた関根が鋭い反転から強烈なシュート。これは大迫が落ち着いてパンチングで弾き出した。

しかし、その流れでエゼキエウがファウルを犯してしまい、浦和がペナルティアーク左横でFKを獲得する。キッカーの大久保が左足で放ったシュートは、カーブしながら広島ゴールへ向かったが、惜しくも左サイドネットを揺らすに留まった。

流れを変えた浦和は72分に追いつく。右サイドから崩すと、関根からボックス内の伊藤、酒井へとテンポよく繋がり、酒井が右足でダイレクトシュート。グラウンダーのボールがファーに突き刺さり、スコアは1-1となった。

同点弾を許した広島はカウンターからチャンスを作る。79分、相手陣内左サイドの低い位置でボールを奪うと、エゼキエウがスピードで切り裂く。森島、中野が立て続けにシュートを放つが、どちらもホイブラーテンが反応してクリアした。

83分、勢いに乗る浦和が再び広島ゴールに迫る。興梠が敵陣低い位置でボールを拾うと、自ら持ち上がって左サイドの明本に預ける。そこからボックス内に走り込んだリンセンにパスが通ると、再びボールが興梠のもとへ。左足のシュートは住吉に当たってコースが変わり、ゴール右へと外れた。

大迫の治療の時間もあったため、後半アディショナルタイムは8分。そこでドラマが待っていた。92分、浦和が左から右へと展開すると、酒井のふわっとしたアーリークロスをファーにいたリンセンが頭で折り返す。これに反応した伊藤が左足でボレーシュートを放ち、ゴール右隅に逆転弾が決まった。

その後の長いアディショナルタイムも無事凌ぎきった浦和。見事な逆転勝利を飾り、リーグ戦無敗記録を4試合に伸ばし、4位に浮上した。

浦和レッズ 2-1 サンフレッチェ広島
【浦和】
酒井宏樹(後27)
伊藤敦樹(後45+2)

【広島】
森島司(後5)

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