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誹謗中傷に椅子や水が飛んで来る異常光景…EL決勝の主審と家族が被害、審判協会も非難「忌まわしい虐待に騒然としている」

超ワールドサッカー / 2023年6月2日 22時25分

写真:Getty Images

PGMOL(イギリス審判協会)は、ヨーロッパリーグ(EL)決勝後に起こった虐待行為について声明を発表した。

5月31日にEL決勝が行われ、セビージャvsローマはPK戦の末にセビージャが勝利。最多7度目の優勝を収めていた。

この試合では両チームにイエローカードが連発されるなどした中、
ローマにとってはやや不利にも見える判定が続くことに。ジョゼ・モウリーニョ監督も「彼はスペイン人のようだった」と試合後に語り、イングランド人主審のアンソニー・テイラー氏を批判していた。

試合後には、駐車場でテイラー氏に対して詰め寄っていたモウリーニョ監督。すると、ハンガリーから帰国する際にブダペスト空港でテイラー氏とその家族がローマファンから誹謗中傷を受けることに。イタリア人1名が暴行罪で起訴されていた。

テイラー氏は家族と共に帰国の途に着いた中、ファンが取り囲むことに。騒然とする中でラウンジへと誘導されたが、その際には水がかけられ、椅子が投げつけられ、乱闘騒ぎが勃発していた。

ブダペスト空港はこの件に対して声明。ローマファンの愚行を糾弾した。

「負けたローマのファンは、空港のフードコートで飛行機の出発を待っていた主審に気がついた」

「空港運営会社が警察と緊密に協力し、ファンの到着と出発の際に空港での警察の駐留を強化したおかげで、当局が直ちに介入し、主審はラウンジへ誘導され、同行者と共に安全に飛行機に搭乗した」

「事件に関与したイタリア国民は警察に逮捕され、暴行容疑で刑事手続きが開始された」

いくら判定に不満があったとはいえ、本人と家族を空港で襲おうとしたファンの行為は許されるべきではない。

また、PGMOLもこの件について声明を発表した。

「アンソニー・テイラーとその家族がブダペスト空港で嫌がらせや虐待を受けている様子を映した動画が、ソーシャルメディア上で出回っていることは承知している」

「我々はUEFAヨーロッパリーグ決勝の審判を務め、帰ろうとするアンソニーとその家族に向けられた不当で忌まわしい虐待に愕然としている」

「我々はアンソニーと家族を全力でサポートし続ける」

【動画】空港でローマファンに襲撃されるテイラー主審と家族…椅子も投げられる






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