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打倒シティに補強欠かせぬアーセナル...エドゥSDに課せられたミッションは「少しでも高く売却せよ」

超ワールドサッカー / 2023年6月8日 16時27分

写真:Getty Images

アーセナルのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるエドゥ氏に厳命が下されたようだ。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

19年ぶりのプレミアリーグ制覇が夢に散ったアーセナル。序盤戦から首位をキープし、一時は2位のマンチェスター・シティと「8」ポイント差がついたが、シーズンも佳境に入ると取りこぼしが目立つようになり、最終的に3連覇を成し遂げたシティとの勝ち点差は「5」となった。

近いようで遠い「5」という差。今夏はシティを追い越せと言わんばかりに、積極的な補強に出るとされ、資金調達のためには既存戦力の売却も起こることになる。オーナーのスタン・クロエンケ氏はエドゥ氏に対し、「余剰戦力を少しでも高く売却せよ」というミッションを課したという。

イギリス『イブニング・スタンダード』によれば、余剰戦力とはいずれもレンタル移籍で1年間クラブを離れていた選手。アメリカ代表のFWフォラリン・バログン(21)とDFオースティン・トラスティ(24)、コートジボワール代表FWニコラ・ぺぺ(28)の3人だ。

3人はそれぞれ、レンタル先のスタッド・ランス、バーミンガム・シティ、ニースで主力として活躍。バログンはリーグ・アンで21ゴールを叩き出し、トラスティはファンが選ぶ年間MVPに選出、ぺぺもケガによる離脱の時期が長かったが、出場すれば優れたパフォーマンスを披露した。すなわち、市場価値を上回る金額での売却も期待できる選手たちということだ。

エドゥ氏は先日、『ESPN』のインタビューで「補強すべきポジションを特定済みだ。ミケル・アルテタ監督の明確なプレースタイルを我々全員が共有しており、レベルアップした戦いに到達すべく、ユニットを強化するときだ」とコメント。来たる今夏の移籍市場に向け、意欲を示している。

すでにウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス(24)の獲得に接近しているとも言われるアーセナル。だが、シティとの差はライス1人で埋まるものではない。バログンらの売却によって、さらなる補強のための資金を作りたいところだ。

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