ハーランドが代表戦で母国ファンから大ブーイング喰らう…敗戦後の行動が原因？

写真：Getty Images

マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、母国ファンから大ブーイングを喰らった。イギリス『ミラー』が伝えている。

今シーズンのプレミアリーグ、FAカップ、さらにはチャンピオンズリーグ(CL)を初制覇し、トレブルを成し遂げたシティ。原動力となったのは加入1年目にして公式戦53試合で脅威の52ゴールを叩き出したハーランドだ。

加入当初から飛ぶ鳥を落とす勢いでゴールを量産し続け、チームのトレブル達成に大きく貢献したことで、世界最高のストライカーという地位を確立したと言っても過言ではないが、ノルウェー代表としてはなかなか成果を上げられずにいる。

ノルウェー代表は18日、ユーロ2024予選・第3節でスコットランド代表と対戦。ハーランドのPK弾で先制も、試合終盤の87分、89分に立て続けの2失点を喫し、ホームで1-2の逆転負けに。予選3試合で1分け2敗と早くも本戦出場に黄色信号が点り始めている。

ハーランドは自身の途中交代後に逆転されたこともあってか、イライラを募らせていた模様。試合終了直後、観客席のファンからサインや写真撮影を求める声を耳にしたものの、全てスルーしてロッカールームへ引き上げていったという。これにより、チームのバスがスタジアムから走り去ると、周辺はハーランドに対するブーイングの大合唱となったとのことだ。

ハーランドが絶対的エースに君臨するノルウェー代表は昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)で欧州予選敗退となり、ユーロ本大会行きも怪しい状況。クラブキャリアでは無双するハーランドだが、強豪とは言えないノルウェー代表を大舞台に導くのは難しそうだ。