36歳ジルーの後継者探すミラン、スカマッカ獲得へいよいよ交渉スタートか

写真：Getty Images

ミランがウェストハムのイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカ(24)獲得に向けた交渉を始めるようだ。

196cmの長身ストライカー・スカマッカ。サッスオーロに所属した昨シーズン、セリエA36試合で16ゴールを記録するなど、いち躍株を上げ、3600万ユーロ(現レートで約56億2000万円)の移籍金を残してウェストハムへと旅立った。

しかし、自身初のプレミアリーグではパッとせず。公式戦27試合で8ゴールと落第点を押すほどではないが、ようやくフィットするかと思われた1月に負傷し、後半戦はほぼ全休する格好に。ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)を制したチームでの存在感は希薄なものとなっている。

そんななかでミラン行きが噂され初めていたスカマッカだが、イタリア『カルチョメルカート』によると、ミランはこれから数日以内にウェストハムとの交渉をスタート。スカマッカを36歳の絶対的エース・フランス代表FWオリヴィエ・ジルーの後継者に相応しい選手だとみなしているという。

なお、ウェストハムもスカマッカの完全移籍での売却を視野に入れている模様。数日前には、スカマッカの古巣でもあるローマが買い取りオプション付きのレンタル移籍をオファーするも、ウェストハムはこれを拒否し、買い取り義務であれば前向きに検討する意向を伝えたと報じられている。

ボルシアMGを契約満了で退団するフランス代表FWマルクス・テュラム(25)の獲得に失敗したとされているミランだが、次なるターゲットは貴重な自国のストライカー・スカマッカ。今度こそ、ジルーの後継者を確保できるだろうか。