名古屋が川崎Fにシーズンダブル! ユンカー今季10点目&和泉の追加点で2-0の完勝に【明治安田J1第19節】
超ワールドサッカー / 2023年7月1日 20時28分
1日、明治安田生命J1リーグ第19節の名古屋グランパスvs川崎フロンターレが豊田スタジアムで行われ、2-0で名古屋が勝利した。
前回対戦はアウェイの名古屋が1-2で川崎Fを撃破したこのカード。長谷川監督のもと、堅守速攻がうまく機能する3位・名古屋だが、4連勝で迎えた前節はFC東京に0-2と敗れており、川崎F相手のシーズンダブルから再び勢いに乗りたい。
対する10位・川崎Fは前節、アウェイでアジア王者・浦和レッズから勝ち点「1」をもぎとった。黄金期を謳歌したころの力強さはもうないが、直近の公式戦5試合無敗としぶとい戦いを続けており、ここで名古屋を叩けば上位進出も十分に可能だ。
名古屋はお馴染みの前線3枚・ユンカー、永井、マテウスが揃って先発。3人は積極的なプレッシャーのみならず、しっかり帰陣し、ブロック構築にも参加する。いつも通り、鋭いカウンターからの先制点を狙う格好だ。
すると、7分に決定機。和泉のアバウトなボールを川崎Fの18歳センターバック・高井がクリアしきれず後逸すると、ユンカーの足元に転がり、ボックス右でGK上福元との一対一に。しかし、丁寧にコースを突いた左足シュートは阻まれてしまった。
川崎Fは家長、山根の右サイドから打開を目論むも、名古屋の[5-3-2]のブロックを前に攻めあぐねる。
そんななかで16分、宮代が斜めのランニングから山根のアーリークロスに飛び込む。頭には惜しくも合わなかったが、意表を突いた動き出しで揺さぶる思惑が見てとれる。
川崎Fのファーストチャンスは24分。脇坂がボックス手前で遠野から斜めのパスを受け、ワントラップで前を向いて右足シュートを放つ。目の前には名古屋のGKランゲラックしかいなかったが、シャープに振り抜いた一撃はしっかりキャッチされた。
35分には名古屋に再び決定機。左サイドをドリブルで前進したマテウスがゴール前へグラウンダーのラストパス。走り込んだユンカーがタッチできていれば確実に1点だったが、懸命に戻った川崎Fの登里にクリアされた。
そんななか、思いがけない形で名古屋に先制点。41分、マテウスのクロスはGK上福元に難なくキャッチされたように見えたが、上福元はまさかのキャッチミス。すかさず拾ったユンカーが流し込み、今シーズン10ゴール目をゲットした。
1点を追う川崎Fは後半からギアを上げる。48分、古巣対戦となったジョアン・シミッチからの縦パスを起点に狭い中央を崩すと、最後はボックス中央から遠野が左足シュートを放つ。しかし、GKランゲラックの冷静なセーブに阻まれる。
53分にも大きなチャンス。左CKの流れから二次攻撃を展開すると、大島の浮き玉を高井が折り返し、車屋がゴール正面でヘディングシュートを放つ。頭上のボールに身体を伸ばしきったためか、うまく叩けずクロスバーの上へ外れた。
なかなかゴールを奪えない川崎F。61分、鬼木監督は前線のテコ入れとして遠野を下げて山田を投入し、[4-3-3]から[4-4-2]に変更する。しかし、この直後に痛恨の2失点目を喰らう。
名古屋は64分、FKの流れから二次攻撃を展開し、左サイドに大きく開いた和泉へとボールが渡る。和泉はカットインから永井とのワンツーでボックス内まで侵入し、最後はGK上福元との一対一を制して右足シュートを流し込んだ。
リードを2点に広げた名古屋は無理に攻め込む必要もなく、余裕を持って時計の針を進めていく。74分には3列目から飛び出した内田のクロスに永井が合わせる。シュートは枠を捉えなかったが、機を見た素早いカウンターの脅威は衰えない。
長谷川監督も79分、1枚目の選手交代として先制点のユンカーを下げ、17歳FW貴田を投入。前線にフレッシュな選手を配置しつつ、ゲームの締めくくりに入る。
名古屋は82分、ロングボールに対処する過程でGKランゲラックとセンターバック中谷の意思疎通がずれ、川崎Fの山田にループシュートを打たれるあわやのシーンがあったが、幸いにもシュートは枠を外れ、ことなきを得た。
結局、和泉の2点目以降はこれ以外にさほど危険なシーンもなく、アディショナルタイム5分間を含めて守り抜き、2-0で勝利。川崎Fを相手にシーズンダブルを達成し、2試合ぶりの白星となった。
敗れた川崎Fは随所でらしさを見せつけるも、最後まで1点が遠かった。
名古屋グランパス 2-0 川崎フロンターレ
【名古屋】
キャスパー・ユンカー(前41)
和泉竜司(後19)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
川崎Fがペース握った中、C大阪がヴィトール・ブエノの技ありゴールで追いつき痛み分け【明治安田J1第23節】
超ワールドサッカー / 2024年7月14日 21時12分
-
名古屋復帰の相馬勇紀が逆転の流れ呼ぶ同点弾! 柏を下し8試合ぶりの待望白星【明治安田J1第23節】
超ワールドサッカー / 2024年7月14日 20時17分
-
救世主・相馬勇紀の復帰で蘇った!名古屋が連敗ストップ8戦ぶり勝利!!“好相性”柏に逆転勝ち
ゲキサカ / 2024年7月14日 20時9分
-
衝撃の結末…勝利目前の川崎F、守護神が滑って転倒し土壇場失点…磐田とドローに終わる【明治安田J1第22節】
超ワールドサッカー / 2024年7月6日 22時35分
-
横浜FMがアンデルソン・ロペスのPK弾で連勝! 最下位札幌は5連敗【明治安田J1第19節】
超ワールドサッカー / 2024年6月23日 16時11分
ランキング
-
1《江川卓、1984年オールスター8連続三振》40年目の真実「あの日は肩が痛くなかった」、バッテリーを組んだ中尾が明かす「パスボールしろよ」発言
NEWSポストセブン / 2024年7月22日 11時13分
-
2日本ハム 誹謗(ひぼう)中傷の投稿に注意喚起 法的措置も視野
スポニチアネックス / 2024年7月22日 13時51分
-
3大谷翔平の144m弾より「広告に目いったわ」 日本企業の“宣伝効果”が「えげつない」
Full-Count / 2024年7月22日 10時28分
-
4ストレッチャーで運ばれ途中退場したバレー日本代表の高橋健太郎 パリ五輪まで約1週間ケガの状態を明かす
日テレNEWS NNN / 2024年7月22日 10時41分
-
5衝撃の一発に頭抱え…“アングリ硬直”の24歳が「完全に驚嘆」 大谷特大弾の反応が話題
Full-Count / 2024年7月22日 18時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)