UEFAがFFP違反のユナイテッド＆バルセロナを処分…いずれも罰金処分に

写真：Getty Images

欧州サッカー連盟(UEFA)は14日、マンチェスター・ユナイテッドとバルセロナに対して、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規定違反に対する処分を科した。フランス『AFP通信』が伝えている。

今回の処分はいずれも軽微な違反に対する処分で、両クラブには罰金処分が科された。

ユナイテッドは2019年から2022年までの会計年度における「軽度の損益分岐点赤字」を理由に、30万ユーロ(4700万円)の罰金を言い渡された。

一方、バルセロナは「2022年会計年度において、規則上の関連収益ではない無形資産(選手の移籍以外)の処分利益を誤って計上したこと」を理由に、より高額な50万ユーロ(約7800万円)の罰金を言い渡された。

FFPは、サッカークラブが成功を求めて収入以上に支出し、その結果として長期的な財政健全性を危険にさらすことを防ぐために、2009年にUEFAによって導入された。

昨年9月にUEFAから罰金を科されたミラン、インテル、パリ・サンジェルマンはいずれも、昨シーズンのより厳格な財務目標を達成。ただ、来年も引き続きコンプライアンスの監視が行われる予定だ。

UEFAは2009年に承認されたFFPルールを更新し、新しい監視システムを導入。クラブの財政的な持続可能性を優先し、フィールドでの競争バランスを達成可能な目標として設定することから脱却した。