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川崎Fが90+4分の車屋弾で首位横浜FMを撃破!“BIG神奈川ダービー”制して2連勝【明治安田J1第21節】

超ワールドサッカー / 2023年7月15日 21時15分

写真:©︎J.LEAGUE

15日、明治安田生命J1リーグ第21節の横浜F・マリノスvs川崎フロンターレが日産スタジアムで行われ、川崎Fが0-1で劇的勝利を飾った。

今節最大のビッグマッチ、“BIG神奈川ダービー”。首位・横浜FMはリーグ戦6連勝で迎えた名古屋グランパスとの前節が2-2のドロー決着となり、さらに、12日の天皇杯3回戦では、J2のFC町田ゼルビアに1-4というショッキングな大敗に。2試合ともミスから失点を招いていることも懸念材料だ。

対する川崎Fは第19節で名古屋に0-2と敗戦も、前節は横浜FCに3-0と完勝を収め、天皇杯3回戦もJ2の水戸ホーリーホックに2-1と勝利。かつての強さが鳴りをひそめ、9位に沈む川崎Fだが、この一戦を迎えるにあたっての勢いは横浜FMを上回る。

横浜FMは15ゴールで得点ランキング単独トップに立つアンデルソン・ロペス、エウベル、ヤン・マテウスの3トップ。また、トップ下には名古屋戦でハムストリングを痛めた西村に代わり、マルコス・ジュニオールが先発した。川崎Fは横浜FC戦の完封勝利に貢献したGKチョン・ソンリョンがコンディション不良でメンバー外となり、上福元が水戸戦に続いて先発。3トップは左から宮代、山田、そして攻撃の要である37歳の家長という並びだ。

まずはホームの横浜FMにチャンス。3分、中盤でボールをインターセプトし、素早く前線まで運ぶと、最後はボックス手前からエウベルが右足を一閃する。だが、上福元の横っとびセーブに阻まれ、CKに逃げられる。

さらに10分には、左サイドをオフサイドぎりぎりで抜け出したエウベルがボックス内まで持ち運び、ファーサイドを駆け上がったヤン・マテウスへラストパス。フリーのヤン・マテウスは無人のゴールに流し込めず。決定的なチャンスを逸してしまう。

攻め込まれていた川崎Fだが、12分にネットを揺らすことに。家長のシュート性のグラウンダークロスに山田がダイレクトで合わせたが、直前のプレーでボールを受けた宮代のポジションがオフサイドだったとして副審の旗が上がってゴールは認められなかった。

互いに攻め合う展開となった中、横浜FMは19分、右サイドのタッチライン際を抜け出したヤン・マテウスがボックス内まで運び、ゴール前へマイナスのパス。エウベルが右足ダイレクトで合わせたが、ミートしきれなかったシュートは上福元がキャッチ。24分にはヤン・マテウスが個人技で魅了。ボックス右角でパスを受けると、小刻みなタッチで川崎Fの登里と宮代を抜き去り、最後は左足をシャープに振り抜くが、アウト回転がかかったシュートは惜しくもゴール左へ外れた。

横浜FMが幾度となくゴールに迫る一方で、川崎Fは攻撃の形を作れず。横浜FMのブラジル人アタッカー4枚に手を焼き、守備に追われる時間が長引くと、頼みの家長にボールが入ってもサポートが不足し、フィニッシュまで持ち込めない。

0-0で迎えた後半、横浜FMは前半終盤のプレーで相手選手と接触した松原に脳震盪の疑いがあり、畠中と交代。センターバックとして先発した上島が右サイドバックに入った。

早く先制点を奪いたい横浜FMだが、暑さと上島が不慣れな右サイドバックに回った影響か、前半のような攻撃の勢いが出ない。また、後半立ち上がりから疲労の色が見え始め、少しずつ川崎Fに押し込まれていく。

そんななかで川崎Fに決定機。57分、家長が横浜FMの永戸をかわしてボックス内まで侵入すると、後方から駆け上がった瀬古へマイナスのパス。だが、瀬古は右足ダイレクトシュートをクロスバーの上へと大きく外してしまった。

横浜FMは58分にヤン・マテウスと藤田を下げ、宮市と喜田を投入。川崎Fも60分に山田と瀬古を下げ、遠野と橘田を投入する。

前半に比べてゲームがトーンダウンするなか、川崎Fは73分に千載一遇のビッグチャンス。遠野が最終ラインの背後に抜け出すと、横浜FMのGK一森と一対一に。ボックス内で一森をかわそうとした際に倒され、PKを獲得。しかし、家長のPKは一森にセーブされ、千載一遇のチャンスを逸してしまった。

自らのミスを帳消しにする一森のセーブに救われた横浜FMだが、相変わらず攻撃では勢いを取り戻せず。単発的にはゴールに迫るシーンがあるが、継続的な脅威は鳴りをひそめる。

試合終盤の82分には、右サイドを抜け出したエウベルがゴール前へラストパスを送ると、アンデルソン・ロペスが左足アウトサイドで流し込もうとするも、シュートは枠を捉えず。どうしても1点が遠い。

一方で、PKストップ後の一森はビッグセーブを連発。86分、ボックス内で山根と佐々木に相次いでシュートを放たれるが、いずれもセーブ。89分にもドライブ回転がかかった橘田の強烈な右足ボレーを落ち着いて弾き出した。

互いにベクトルは相手ゴールに向かう中で、ゴールレスドローかと思われた一戦だったが、後半アディショナルタイム4分にドラマが待っていた。

94分、川崎Fは瀬川がボックス手前でタメを作り、遠野からボックス右へとスプリントした途中出場の大南にスルーパスが入る。大南が足を伸ばしてゴール正面へ折り返すと、最後は走り込んだ車屋がDFと競り合いながら身体ごと強引に押し込んだ。

このゴールが決勝点となり、川崎Fが0-1で勝利。アウェイでの“BIG神奈川ダービー”を劇的な形で制し2連勝。横浜FMは死力を尽くした消耗戦を落とし、リーグ戦2試合未勝利、公式戦3試合未勝利となった。

横浜F・マリノス 0-1 川崎フロンターレ
【川崎F】
車屋紳太郎(後45+4)

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